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ヴェネツィア ときどき イタリア

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ヴェネツィアのごちそう アンティーケ・カランパーネ

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どうやらこの週末あたりから、出ているらしい。

ならば、ちょうどいいチャンスではないの?・・・
日本の雑誌ではすでに定番になっている「評判」の店。予約の電話の際に確認すると、「ええ、もう入れてますよ~」。ばんざ~~~い!!!

先週の土曜日のこと。急に寒さが戻って、土曜日の割に外を歩く人がめっきり少なかったのだが、ほんとうにこんなところに、そんな店が?・・・と思うような暗い路地を通ってたどりつくと、その店だけ人のエネルギーに満ち溢れていた。




既に埋まりつつある店内、聞こえてくる言語は英語・フランス語。・・・なんだ、「観光客がたどり着けない」どころか、観光客でいっぱい。出てきたメニューも、英・仏語・・・。
で、オーダーをとりにきたウェイターに直接オーダー。
「今日は私たち、なにを置いてもまずアレを食べないと。」

突き出し代わりに出てきたのは、schie(スキーエ、小エビ)のから揚げ。昔風にくるっと巻いた紙筒で出てくるのが嬉しい。この「おつまみ」っぽさは、思わずビールが欲しくなってしまうとこ。

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で、前菜2種。

定番の魚のカルパッチョ・ミックス(antipasto di pesce crudo misto)と、

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オマール海老、ヴェネツィア産小さなアーティチョーク・・・などなどのサラダ。

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よく考えたら、前菜1つを2人で分け、パスタも何か1つ頼んで2人で分ければよかったのだが、上の2つ、どちらか選べずにえいや、と2つ頼んでしまった。
結果は、どちらもさすがにおいしくて、これはこれで正解。

そして・・・本日のハイライト!

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Moeche(モエケ)。
わ~~~い、パチパチパチ!!!
脱皮したての小さな蟹を、まるごと揚げたものを、そのままいただく。
う~~~ん、おいし~~~い。

誰が食べても、何と比べても頬が落ちるほど、死ぬほどおいしい!・・・ってものではないかもしれない。だが、春先からパスクワ(Pasqua、復活祭)にかけての、ほんの短い間にしか出回らないこのカニちゃんの味は、ヴェネツィアの春の味覚。
なんというか、日本で言うなら、ふきのとうや木の芽のてんぷらとか、そんな感じ。日本は季節を味わう料理や素材がこと細かくたくさんあるし、イタリアでは季節感はあるもののもう少し大雑把。その中で、めずらしく、ほんとにほんとに期間限定な、イキを味わうもの。
市場では、初夏ぐらいまで見かけることもあるし、秋の短い期間にもチャンスは訪れる。
でもやっぱり私としては、これだけは春の先取りで味わいたい。

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見合って見合って・・・

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・・・な~んて。
食べ物で遊んではいけません。
・・・と怒られてしまいそうだが、あんまりかわいいのでついつい。ちゃんと全部きれいに食べるので許してね~~~。

大満足ついでに、これはやはりデザートもいただかないと。
ヨーグルト・ジェラートのベリー・ソースがけ、メレンゲ添え
見た目ほど重くなく、揚げ物をいっぱい食べたあとのヨーグルト味でむしろさっぱり。

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こちらは友人の頼んだ、カフェのセミフレッド

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私たちがデザートに移るころから、急に店内が全体に騒々しくなった。・・・回りのテーブルがそろそろ2巡目に入ったのだが、そこで一気にイタリア人率が上がったため。
土曜日の夜とはいえ、10時過ぎてもテーブルを待つ人々がカウンターでぎゅうぎゅうとワイングラス片手にしゃべっているのは、ヴェネツィアでも実はそんなに多くない。

なによりおいしいし、雰囲気も悪くないし、だがお値段もそれなりなので、何かの記念日などにお勧め。
ただし、狭い店内にテーブルはぎちぎちで、なにしろこんな状態、ムードは全くないので、誰かを口説かなきゃいけないときには不向きかも(笑)。でも、ムードより味重視の相手だったら、きっと効果あり。
私はとりあえず、今回食べなかったパスタを味わってみないと!

Trattoria Antiche carampane
San Polo 1911
Tel. 041 5240165
www.antichecarampane.com

13 marzo 2010
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by fumieve | 2010-03-14 05:32 | 飲む・食べる
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