ブログトップ

ヴェネツィア ときどき イタリア

fumiemve.exblog.jp

「橋」とグラッパだけじゃない、バッサーノ・デル・グラッパ

a0091348_18361171.jpg


さわやかな青空の、春というより日差しだけはすでに初夏のような日が続いている。
パスクワの連休は雨模様だったから、友人はなぜ今頃・・・「室内で仕事するのがウラメシイ。」・・・とぼやいていたけど、ここのとこ週末はオシゴト続きの私は、今日は完全オフと決めて、1日小旅行。パドヴァからバスに乗って、バッサーノ・デル・グラッパ(Bassano del grappa)へ向かった。




ヴィチェンツァ県バッサーノ市は、ヴェネツィアからパドヴァに向かうブレンタ川をさらに遡って、ちょうど山と平地の境目あたりにある。町の名に「グラッパの(del grappa)」とつくのは、向こうに見えているグラッパ山(Monte Grappa)から。もちろんあの、ぶどうの蒸留酒「グラッパ(grappa)」の名産地であるから。であるのだが、お酒のグラッパは、この地名からなのか、ぶどうの房を表すgrappoloという単語からなのか、Wikiによると2説あるらしい。
人間チェスで有名なマロスティカ(Marstica)や、先日訪れたカステルフランコ・ヴェネト(Castelfranco Veneto)などとともに、ヴェネト州の小さな美しい町の1つ。

この町のシンボルとも言えるのが、「橋」(Ponte)。正式名は「アルピーニ(山岳隊)の橋」(Ponte degli Alpini)。でも、ともかくバッサーノといえばまず思い起こすのがこの橋。

a0091348_18374366.jpg


町の中心にかかる橋は、すでに1209年に記録に登場している。木製で屋根付きの現在の姿は、16世紀、パドヴァ生まれでヴェネツィアで活躍した建築家、アンドレア・パッラーディオ(Andrea Palladio)が設計した。その後何度か修正を加えて建て直されているが、第2次大戦中にナチスの爆撃にもあっており、現在のものは1947年にかけられたもの。1966年の大洪水でも損害を受けている。

a0091348_18382762.jpg


休日には、行き交う住民のほかにもたくさんの観光客でにぎわう橋だが、平日の今日は、着いたのがちょうどお昼どきだったのもあってゆったり。それぞれのベスト・ポジションをみつけてしばしたたずむのも、思い思いの角度で写真を撮るのも、自由自在。

a0091348_18391251.jpg


そして、いつもなら席をとるのが大変なはずの、橋のたもとのバールのこんなテラス席もあっさりキープ。

a0091348_18411073.jpg


a0091348_1839493.jpg


というわけで、真横から眺める「橋」はこんな感じ。

a0091348_18401676.jpg


余談ながら、以前、クイズ番組の司会者が間違えてこの川のことを「グラッパ川」と呼んでしまったのを聞いたことがあるが(もちろん、すぐに訂正していた)、前述のとおりこれはブレンタ川(fiume di Brenta)。


腹ごしらえをしたあとは、町中散歩。

こんな「絵のような」パン屋さん、

a0091348_18422387.jpg


建物はもっとすごくて、

a0091348_18425585.jpg


壁一面、いや、もう1つの広場に向かった面も合わせて壁2面にルネサンス時代、16世紀のフレスコ画が残っている。

a0091348_18431974.jpg


a0091348_18434777.jpg


a0091348_18441176.jpg


(それにしてもこの電線・・・どうにかならなかったものか・・・涙)

海の上に建つというその特殊な構造から、漆喰に顔料を入れて描きこんだ「フレスコ画」というものが長く持ちにくいヴェネツィアでは、建物の外壁にこれだけの絵が残っているところはほとんどないから、いろんな建物のフレスコ画探しは、内陸の町を訪ねたときの楽しみの1つ。

a0091348_18452566.jpg


こんなのとか、

a0091348_18461061.jpg


a0091348_18463638.jpg


こんなのとか・・・。

a0091348_18471262.jpg


a0091348_18474188.jpg


a0091348_18481429.jpg


今日は実は、ちゃんと目的があってバッサーノに来たのだが、写真がいっぱいになってしまったので、続きはまた次回に。

9 aprile 2010
[PR]
by fumieve | 2010-04-10 10:32 | ほかのイタリア
<< 春の宴にて バレーボール パドヴァは絶好調... >>