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ヴェネツィア ときどき イタリア

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イタリア式朝食、うわさのダル・マスにて

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一般に、イタリアの伝統的な朝ごはんは、
甘いパンとコーヒー(カップチーノ)。

イタリアに旅行に来て、ホテルの朝食で、ごてごてと甘そうなパンやケーキやら並んでいるのを見て、「朝からこんなもの食べるのか・・・」とびっくりされた方も多いだろう。
イタリア人にしてみれば、ハムやらチーズやら卵やらこそ「朝からそんなもの」食べる気がしない。
朝はおなかを満たすためではなく、とりあえず目を覚ますためのカフェと、ちょっと血糖値をあげるものがあればいい。




で、甘いパンの基本は、甘いクロワッサン。

これ、ヴェネツィアではブリオッシュ(briosche)とよぶ。
ローマ、では同じものをコルネット(cornetto)とよんでいる。(昔の?)電話の受話器のことをコルネットというから、コルネットの名はあの形からきているのだろう。
一方、ブリオッシュは、正確にはより広い範囲、クロワッサンだけでなく、朝食用の甘いパン全般をブリオッシュと総称している。といって、フランスのブリオッシュとはかなり違うものなのがおかしい。
ミラノではブリオッシュ(たぶん)。
シチリアでは当然コルネット。
フィレンツェではコルネット(たぶん)。
ボローニャはたしか、ブリオッシュと言っていた気がする。

さて、そんな軽い(でもないか・・・)朝食だから、それを出かける途中で、家のそばのバールとか、駅の前のバールとか、あるいは広場の行きつけのバールとか・・・で、さくっと立ち食いするのがイタリア流の「コラツィオーネ(colazione、朝食)」。そしてバールならでは、カフェはカフェでも、カップチーノを飲む。

朝ばかりはお腹がすかないけど、甘いものなら食べてもいい、だからイタリア式朝食バンザイ!な私だが、イタリア式に外のバールで朝食をつまむのは、旅のときくらいしかない。なぜならいつもは、朝はものすごく急いでいるか、家でだらだら寝ているかどちらかだから。

今朝はめずらしく、朝早くにヴェネツィアを歩く用事があった。さっくりと用事が済んで、ヴェネツィアを横断しながら、ああ、そうだ!せっかくだからバールでコラツィオーネをしよう!と思い立った。

ならば、・・・そう、行く先はダル・マス(Dal Mas)。

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駅からすぐ近くのこのパスティッチェリア(pasticceria、お菓子屋)、複数の友人から「朝のブリオッシュがおいしい」という情報を得ていながら、そんなわけで食べたことがなかった。

「ウン・ブリオッシュ エ ウン・カップチーノ(un briosche e un cappucino)」で2,5ユーロ。カップチーノは泡だったミルクがほんのり軽く、ボリュームもたっぷりめ。「ブリオッシュ」の方は、最もオーソドックスなアンズ・ジャム入り。パリパリ・サクサクのクロワッサン、と言う感じではなく、焼き立てのほわほわ、ふんわりやわらかいタイプ、ちょっと小さめでまさに「ブリオッシュ」という感じ。

立ち飲み食い、または持ち帰り専用でテーブルも椅子もないこの店、地元の人や観光客で大賑わい。
でも、こういう店は、てきぱきと仕事も早いから心配ご無用。
(その中でゴソゴソとカメラを取り出す私はちょっとメイワク・・・)

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もちろんふつうのお菓子もおいしい。

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Pasticceria Dal mas
Cannaregio 150A
Tel. 041 715101

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16 aprile 2010
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by fumieve | 2010-04-17 07:47 | 飲む・食べる
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