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ヴェネツィア ときどき イタリア

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パスタもトマトもないイタリアンなんて!?

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今でこそ、イタリア料理の代名詞のようなパスタ。伝説によると、マルコ・ポーロが中国から伝えた、とも。Wikipediaによると、中世にはすでにシチリア、13世紀にはナポリやジェノヴァ、14世紀にはトスカーナやプーリア・・・と、パスタ工房の記述がみつかるものの、現在のような形まで発展したのは、比較的最近のこと。
また、そのパスタといえば、代表格にあたるのがなんといってもトマトソース。だが、そのトマト、もともとはイタリアにあったものではなく、新大陸発見後に、とうもろこしなどとともに伝えられたもの。

では、それ以前、スパゲッティもトマトもなかった時代、イタリア人は何を食べていたのだろう?



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・・・というわけで、中世の(トスカーナあたりの)イタリア人の食事を実際に味わってみることができるのが、ここ、シエナのガッロネーロ(Gallonero, 黒鶏)。
町の中心、カンポ広場からすぐのところにあって、この中世料理、またはシエナの伝統料理が楽しめる。

最初に出てきたのが、おちょこサイズの、ハーブで香りをつけたワイン(白)と、祭日用のパン。酸味があって、現代のドイツのパンに似ている。(写真取りそこね)

第2の皿が、パイのセットというべきか(写真上)。ほうれんそうのパイ、タマネギのパイ(これは厚地のピッツァのようなものだった)、そして、デザートのように甘いリコッタを包んだパイ。
梅干しのように見えているのは、肉のすり身によるさつま揚げのようなもの。
全体に塩味が薄めで、素材を食べる感じ。中世は塩も貴重品だったからね・・・などと思ったりしたのだが・・・。

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第3の皿は、豆のスープ。これが見た目ほどポタージュではなく、ほとんど豆が形を残してぎっしり詰まっているような状態。今度は塩が結構効いている。
あつあつのどろどろ、しかもたっぷりで、これを食べ終わるころには、そろそろお腹いっぱいになってきたのだが・・・。

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第3の皿と、たぶん一緒に出てくることになっていたのだと思うが、ズッキーニのホワイト・ラザーニャ。これは現在のレストランでも出てきそうな味。おいし~い、けど、迫力もたっぷり。

そして第4の皿、ホロホロ鳥と、レンズ豆。
・・・これまでこんなに食べて、さらにまた、これとパンが1切れあれば十分1食になるほどのがきて、びっくり!!!

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実は今日はそれほどお腹が空いていなくて単品にしようかと迷ったのだが、ブロガー精神がむくむくと頭をもたげて、いや、ぜひいろいろ・たくさんのセット・メニューを食べて、ここで紹介しなくては!と意気込んで(その割に大きいカメラは忘れて行ったのだけど)、チャレンジしたのだった。ここまでは完食していたのだが、さすがにギブアップ。大変残念なことに、この豆のスープを半分くらい、残してしまった。

もうだめだ・・・とダウンする私に容赦なく襲いかかるのは、デザート。

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木の実とドライフルーツがぎっしり詰まったタルトのはちみつがけ、舌から脳にかけてビリビリしびれるほど甘かったが、そう言いつつ全部食べた自分が怖い。


これだけ食べて、ワイン1/4と水1本がついて、25ユーロ。
ともかく量が多いので、よほどお腹をすかせていくか、あるいは1人がこれを頼んで、もう1人は単品ぐらいで、分けて食べるくらいがちょうどいいかもしれない。

確かにトマトはビタミンCも豊富だし、抗菌作用や肌にもよいとされるリコピンもたくさん含まれる。でも、酸味も強いから胃が弱っているときなどには食べられない。
だから、トマトなしの食事は、(量はともかくとして・笑)なんとなく胃にやさしい、体がリセットされるような感じかな、なんて、パッツンパッツンのお腹をさすりながら考えた。
ちなみに、中世の食事以外にも、バイオ・メニューなどもある。

レストランの隣にはショップもあって、近隣のおすすめバイオ食品なども売っている。

Ristorante Gallo Nero
Via del Porrione, 65/67
Tel. 0577 284356
www.gallonero.it

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16 maggio 2010
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by fumieve | 2010-05-17 09:19 | 飲む・食べる
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