ブログトップ

ヴェネツィア ときどき イタリア

fumiemve.exblog.jp

満足度100%、「黄金の口」という名のボッカドーロ

a0091348_1913269.jpg


ホテルで働く友人に聞いたのだが、ヴェネツィアは、新婚旅行も多いのだが、プロポーズ旅行、つまり、ヴェネツィアに2人で旅行に来て、滞在中に正式にプロポーズする・・・というカップルも結構多いとか。
あ、もちろんその筆頭はアメリカ人。で、そのためにあれこれ演出を凝らそうとするために、(当然のことながら)いろんなハプニングも起きたりするらしい。

・・・そんな話とは全く関係のないところで。
先日、なあんかこう、う~んとおいしいもの、食べたいよね、ということになって、以前友人に勧めてもらいながら、まだ行ったことのなかったお店に行ってみた。
方向音痴な私、地図で場所を示してもらったときには、なぜか全然違うところを想像していて、着いてみたらよく目の前を通っていることに気がついた。・・・そして、その、「いかにも」な外見から、今までまったく入る気がせずにいたことも。




a0091348_19145146.jpg


誰のお薦めで?と聞かれたので、名前を告げると、「あ~!」。
で、危険を承知ながら、ほぼ言われるがままに、「お薦め」の料理をいただくことに。

アンティパスト(antipasto、前菜)は、
生魚の前菜盛り合わせ(antipasto misto di pesce crudo)、

a0091348_19155744.jpg


(角度の悪い写真のようですが、よーく見ると、空と、広場を囲む建物がお皿に映り込んでいるんです!)

ちょっとしたヴェネツィアのレストランなら、「魚のカルパッチョ」などと称して生のお魚を置いているところも多いのが、この日、うなったのはマグロ。ほんのり軽くお醤油につけてあって、思わず白いご飯が欲しくなってしまうほど。ほかのお魚はオリーブオイルとレモンでもおいしいのだが、マグロにはやっぱりお醤油が合う。

火を通した魚の前菜盛り合わせ(antipasto misto di pesce cotto)。
こちらは、典型的・伝統的なヴェネツィアの前菜たち。(写真一番上)

プリモ(primo、パスタ類)は、
手打ち黒麺の魚(かじきだったかな?)と小さいアーティチョークのソース。

a0091348_19165032.jpg


今日はどうしてもセコンド(メイン)のお魚を食べたい気分だったので、パスタはパスするつもりだったのだが、勧めらるとあまりにも興味深いので、一人前を2人に分けてもらうことに。
いや~これがもう、絶品。
写真は半人前の量。これでも十分なくらい、それにしても、自家製パスタのしこしことしておいしいこと。これに敵うごちそうなし、と言っていいくらい。

セコンド(secondo、メイン)は、
黒鯛のグリル、野菜のグリル添え。

a0091348_1917376.jpg


おいしくって、ついついがっついていたのだろか?ここで私は、小骨が喉に刺さるハプニング。結局その場で(大袈裟な咳払いで)なんとかなったものの、もう少しで、ああ人ってこうやって救急車で運ばれていくのか、と思った。
みなさんも、鯛の小骨にはご注意を・・・。

で、デザートが、
5段階のチョコレート・ムース。

a0091348_1918975.jpg


あああ・・・至福のとき、とはまさにこのこと。
これだけでも食べに来たい・・・毎日・・・あああ・・・。

「安くておいしい」とは言わない。むしろ、私の経済状態からすると、かなりお高めで、それこそしょっちゅう来られる店ではない。味や質、ヴォリューム、値段のバランスからすると、だいたい以前紹介した「アンティーケ・カランパーネ」と甲乙つけがたし。値段は、同じくらいか、もう少し安いくらい。
カランパーネは、強いていえば、テーブルにもちゃんとクロスなどかかっている、このレベルのお店にしては、テーブルとテーブルの間が近くて窮屈だし、わさわさと人が多すぎて、ロマンチックさには欠ける。
同じ記念日でも、大事な話、例えばプロポーズなんかがあったりするときには、こちらのほうが落ち着いていていいかもしれない(笑)。

日本に対抗するように蒸し暑くて、バテバテ。なのに、食欲だけは一向に衰えません。

Osteria Boccadoro
Cannaregio, 5405/a (Campiello Widmann)
Tel. 041 5211021
www.boccadorovenezia.it

12 giugno 2010
[PR]
by fumieve | 2010-06-13 19:25 | 飲む・食べる
<< 声なき声をきく、「Safet ... ヴェネツィアでムラカミ・ワールド >>