ナトゥルノでは、この顔がロゴのようになっていて、町のあちこちで見かける。
通称「ブランコ乗り」、聖プロコロのフレスコ画のある教会の目の前に、背が低いから圧迫感がまったくない、だが、モダンな建物が建っている。発掘物や再現模型、ビデオなどを通じて、この地域の人々の暮らしの歴史を見せる考古学博物館なのだが、教会同様に小さくかわいらしい。
当時としては、比較的豊かだったと思われる古代後期。そのうちの一家族の住宅が、ある日(おそらく)火事で焼けてしまう。
古くから、東西・南北交流の通り道にあたったこの地域、その跡地に、最初の教会が建てられるのが中世初期。
その教会は、中世後期(ゴシック時代)に、壁を上げ、屋根を上げ、鐘楼を併設するにいたる。
そして、数世紀、数回にわたりヨーロッパ中を襲ったペスト、ここも例外ではなく、壊滅的な被害を受ける・・・。
小さいが、コンパクトできれいな展示で、わかりやすく楽しい。教会に行ったら、こちらも必見。
(あの「顔」がこんなに大きく・・・!)
写真はすべて当サイトより拝借した。
Museo di S.Procolo
Via S.Procolo
39015 Naturno (BZ)
www.procolo.org
10 lug 2010