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ヴェネツィア ときどき イタリア

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肉を食らって暑気払い、サン・ジャコモのムラ祭り

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「旅」7月号でも紹介された、サン・ジャコモ・ダッローリオ教会(Chiesa di S.Giacomo dall’Orio)のある広場は、ヴェネツィアの中でも、住民たちがのんびりくつろいだり、子どもたちが駆け回ったりしている、ごくふつうの広場の1つ。
今週はその広場が、びっしりとテーブルとベンチで埋め尽くされている。




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Festa di S.Giacomo benefica

先日のレデントーレのお祭りが、市をあげての盛大かつ豪華な「オフィシャルな」お祭りだとすると、こちらは地区ごと(より正確に言うと教区ごと)の地元の人々の夏祭り。毎年、聖ジャコモの日(7月25日)の前後に開催される(はず)。
サン・ジャコモ「慈善」祭(Festa di San Giacomo Benefica)の名にあるように、もともとは教区の資金集めであり、かつ、恵まれない人々に食事や楽しみを分かち合う、そういう目的のものだったのだろう。
聖人の名のもと、広場いっぱいに並べられたテーブルに、家族やご近所さん、友人同士でわいわいと座って飲み食いし、ついでに(?)仮設ステージに登場するこれまた地元バンドなどの演奏を楽しむ。そんないかにもムラっぽいお祭り、似たようなフェスタは、たぶんイタリアの各地(の田舎や村)で行われているのではないか。
6月末にあるサン・ピエトロのお祭りでは魚介料理が名物だが、この手のお祭りの場合はたいてい、ヴェネツィアといえどもグリル肉が基本。

おそろいのTシャツで働く人々。

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行列がつくれず、我も我もと一度にカウンターに押し寄せる人々。

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次から次へと、炭火の上に・・・

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のっけられては、焼かれていく肉たち。

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なんだかんだと、やっぱり30分以上かかって、ようやく戦利品をゲット。(もっとも、この手のお祭りにしては早いほうか・・・)

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パスタなどもあることはあるのだが、肉食女子、やはりここは肉を食べないと!
・・・というわけで、

サルシッチャ(salsiccia、粗挽きソーセージ)と

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こちらは、ちょっとめずらしい、パンチェッタ(pancetta、三枚肉)。

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そして、フェスタのグリルといえば絶対に欠かせないスペアリブ!(costicine)

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(写真失敗・・・涙)

お肉を3人で少しずつ分けながら、友人が持参してくれたプロセッコを飲む。自家製のいただきものらしい。おいしい。

食べているうちに日が暮れていく。暑すぎず、決して冷えるこということもなく、気持ちのいい夕暮れ。暑い暑いといって、ついつい冷たいものばかり食べてしまうこの時期、たまにはちゃんとお肉のカタマリなども食べよう、という魂胆もきっとみんなあるだろう。
炭焼きの匂いが食欲を促進して、かつ暑い家の中のキッチンで自分で火を使うことなくおいしいものがいただけるのだから、これに越したことはない。もちろん、私もその1人。

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くじびきのコーナーには、いまどきほかではみかけないようなレトロなものが並んでいたりするのもまたご愛嬌。

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目新しいものや、特別めずらしいものがあるわけでもない、だが、これはこれでいい。
サン・ジャコモのお祭り、24日まで。
http://www.elforce.altervista.org/sangiacomo.htm
(←コンサートのプログラム、曜日がヴェネツィア方言で書かれているので要注意。笑)

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21 luglio 2010
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by fumieve | 2010-07-22 22:25 | ヴェネツィア
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