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ヴェネツィア ときどき イタリア

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基本と応用どちらも納得 「クリエイティヴ・スシ」のMirai

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何年ぶりだか思い出せないくらい、ずいぶん久しぶりに入った。

10年近く前、初めてここに来たときには、ミラノならともかく、ヴェネツィアでこんなお店、果たしてやっていけるのかな、と心配した。
食に対して、特に圧倒的に保守的なイタリア人、「日本人は生の魚を食べるんでしょ?」て聞かれてしまうくらい、つまり生の魚を食べる人は多くなかったし、ちょっと試してみるには、高かった。

そのあと、雨後のたけのこのごとく、イタリアでもあちこちに出現した、そのほとんどの「スシ・レストラン」同様、このMiraiも、やっているのは実は日本人ではない。
といっても、中国人でもない。
当初、板さん長としてお寿司を握っていたのは、日系ブラジル人のAさん。サンパウロをはじめ、ブラジルではお寿司屋さんもたっくさんあって、日系人もそうでなくても、ごく普通にみんな、しょっちゅうお寿司を食べる、と聞いたことがあったが、ほんとに彼らにとっては、(イタリアと違って)全く特殊な食べ物ではなかったらしい。
日本でも数カ月修業をしたというAさんの握るお寿司は、ネタもおいしかったけど、とくにシャリや海苔もきちんとおいしくて、そして、裏巻きをはじめ、さまざまな「創作寿司」は、ネタの種類がどうしても限られるのをカバーするのに十分だった。




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もう何年も前から、ほかの店に場を移したAさんのあと、当時、弟子のように黙々と仕事をしていた板さんに代が代わっているのだが、以前の基本はまったく外さずに、そして、オリジナルのお寿司や、変わり種のてんぷらなどはさらに創意工夫を重ねて、種類もずいぶん増えているのはなんとも嬉しい。

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強いていえば、唯一、もうほんっとに残念なのが、店内の暗さ。
スノッブでスタイリッシュなお店となると、イタリアではどうしてこう、揃いもそろって暗い怪しげな照明にしてしまうのか・・・。カクテル・バーならともかく、少なくとも食事をするところは、お寿司に限らず、イタリア料理だって、お料理がおいしそうに見える程度に明るいほうがいいと思うのだが・・・。せっかくいろいろきれいなお寿司なのに、何がなんだか闇鍋みたいな状態なのはもったいない。

・・・と嘆いて、写真のデキの悪さを、お店のせいにしておくことにしよう。
相変わらず、気楽に行けるお店ではないが、お寿司は、シンプルなものも、オリジナルなものも、どちらもやっぱりおいしい。

ヴェネツィア、サンタ・ルチア駅から左、どの橋も渡らずに、ストラーダ・ヌォーヴァ(Strada Nuova)のほうへ向かって、3分くらい歩いた左側。看板などが外に出ていないので、うっかりすると見逃してしまうかも。
ホテル・アマデウス(Hotel Amadeus)の中にあるこのMirai(未来)、夏の、超繁忙期のみかもしれないが、エキゾチックな雰囲気の中庭席もある。
(写真、下の1枚は、サイトより拝借)

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Mirai
Creiative sushi
Cannaregio, 227
Venezia 30121
Tel.041 2206517
www.miraivenice.com

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1° agosto 2010
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by fumieve | 2010-08-02 08:15 | 飲む・食べる
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