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ヴェネツィア ときどき イタリア

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フィレンツェで観光

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これまでに何度来たか、何日滞在したか、数え切れないほど訪れているフィレンツェ、主な観光地は全部歩いて回れるほどのコンパクトな町なのに、行ったことのないところ、入ったことのないところはまだまだたくさんある。

15年前、初めてのイタリア旅行で最初にきたのがフィレンツェ、その中でも、到着翌日、朝一番で見に行ったのは、おそらくほかの多くの観光客のみなさんと同様、ドォーモ(Duomo、大聖堂)だったと思う。
それも、「ルネサンス建築」の代名詞のようになっているドォーモのクーポラ、ブルネッレスキの設計したあの大きな大きな円蓋のてっぺんまで上ったのだった。
高いとこ大好き、ましてや観光地ではお上りさんを積極的に自認しているが、階段のきつさ以上に、窓が極端に少なく、人がすれ違えない狭さ、また体を少し傾けて歩かねばならないほどクーポラの丸みに沿ってカーブした通路に、閉所恐怖症の私は息苦しく脂汗がだらだら出るほどの恐怖を覚えた。上りきったところで、外へ出たときの解放感、その眺望のすばらしさは忘れがたいが、同時にあの通路の恐さもどうしても忘れられず、あればっかりは、もう2度と体験したくない、と思っている。




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窓がたくさんありそうだし、そもそも構造が全然違うから、たぶん大丈夫だろうと思いつつ、「挑戦」できずにいた、その大聖堂の鐘楼。
縦・横、14.45m、高さ84.70m。大聖堂と、その前に建つ洗礼堂とお揃いで、白と緑とピンクの大理石の象嵌模様と彫刻が美しい。
「ジョットの鐘楼(Campanile di Giotto)」と呼ばれるのは、アッシジのサンフランチェスコ大聖堂、パドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂などのフレスコ画で知られるジョットにより、1334年から建築が始まったからだが、基礎部分を終えたところで彼は神に召されてしまう。
当初の計画を修正しつつ、アンドレア・ピサーニ、そしてフランチェスコ・タレンティが仕事を引き継いで、1359年に完成した。

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「414段、エレベーターなし」の表示。
入ってみると、期待通り、階段の幅は断然広く(上のほうに上がるにつれ狭くなったが、それでもドォーモとは比べ物にならない)、通常の建物の1-2階分ごとに広々とした踊り場というのか、バルコニーというのかに出る。360℃、周りの風景に歓声を上げ、知っている教会や美術館など目印になる建物を見つけては写真を撮ったりして、休み休み上がっていくうちに、案外あっという間にてっぺんに出てしまった。

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ドォーモのあのクーポラがすぐ目の前に迫って、さすがの迫力。(恐怖の階段を上って)そのクーポラに上った人々の姿がほんのわずか上に見えている。

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あいにくのお天気、私たちがぐるっと一周している間に、ぴかぴか・ごろごろ、そして大粒の雨が降り始めた。下へ降りてきたら、観光用馬車の馬たちが、レインコートを着ていた。

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一日降り続けた雨は、夜になってようやく上がった。

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14 agosto 2010
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by fumieve | 2010-08-15 06:47 | ほかのイタリア
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