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ヴェネツィア ときどき イタリア

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ラヴェンナの郷土料理を味わうなら・・・バッティベッキ

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ヴェネツィアから、電車だとフェッラーラかボローニャ乗り替えで3時間、車でも高速ならフェッラーラ経由でやはり2時間以上。ここから行くのは結構時間のかかるラヴェンナだが、実はアドリア海という同じ海を共有している。船の往来がもっとさかんだった昔のほうがおそらく、今よりもずっと(精神的にも)近い場所だったに違いない。

「うちは完全に、このロマーニャ地方の伝統料理のみ」と言う、迫力満点だけどかわいいお母さんがきりもりする食堂、オステリア・デイ・バッティベンキ。メニューの中に、ヴェネツィアでおなじみの料理と似ているらしきものがいくつも見つけたときには、こんな遠くまで来て・・・と不思議な気持ちになった。

でも、せっかくなので我々は、できるだけロマーニャっぽいものを選ぶ。




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ワインに詳しい友人も、この地方のワインは全くわからないから、といってあえて知らない地元のもの、それも白を試す。香りがものすごく強く甘く、ほとんどパッシート(passitoというデザートワイン)のようだが、味は全然違って、ちょっと酸味があるような、かなり変わった味。

まず、ボローニャを中心とする、エミリア・ロマーニャ地方の代表料理はなんといってもこれ、ラグー(ミートソース)のタリアテッレ(tagliatelle al ragù)(写真1番上)。

いくつかの手打ちパスタの中で、迷った私が選んだのは、パッサテッリ スグラフィニョーニ(sgrafignoni passatelli、パン粉と粉とパルミジャーノを練ったもの)というパスタのブコンソメ・スープ入り(passatelli sgrafignoni in brodo)。見た目は悪いけど、やさしい味のパスタに、パルミジャーノをさらにたっぷりかけて。

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予想の3倍くらいの量が出てきた、去勢羊のステーキ(castrato)と、

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ウサギのオーブン焼き、トマトとポテト添え。

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付け合わせに頼んだ、焼き野菜と

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名前からして名物っぽい、フリッカンド(friccandò)は、野菜をフライパンで焼いて・・・というから、何かと思ったらラタトゥイユみたいなものだった。

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そして・・・ハイライトは、これも名物だという、スクアクエローネ(Squacherone)というフレッシュ・チーズ。

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こうして、いちじくのコンポートが添えて出てくるといかにもデザートなのだが、メニューとしてはメイン(secondi piatti、セコンディ・ピアッティ)の欄に入っている。ぷるんぷるんでしっとり、味だって、どうみてもデザートに入れたいところだし、お店の人も「デザートとして食べてもいい」とは言うものの、彼らにとっては、これはあくまでもメインらしい。

実際、パン代わりにおいてあった、やはり名物のピアディーナ(piadina)のお代わり、それもできたてのほやほやのが、いつのまにかまたテーブルに補充されている。

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なるほど、こうして乗っけて食べてもおいしい。

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・・・というか、いくらでも食べてしまいそうな、かなり危険な組み合わせ・・・。

大小のテーブルが、たった7つしかないから、絶対食べたいなら早めに予約したほうがいい。

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Osteria dei Battibecchi
Via della Tesoreria Vecchia, 16
48100 Ravenna
Tel. 0544 219356

30 settembre 2010
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by fumieve | 2010-10-01 06:05 | 飲む・食べる
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