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ポンペイ、その後

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今私が一番行きたいところ。それはポンペイかもしれない。

先週土曜日の夜、テレビのニュースを見て我が目を疑った。
ポンペイの遺跡群の中で、「剣闘士たちの家」(Schola Armaturarum、またはDomus di gladiatori)と呼ばれる建物が「崩壊」した、という。




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考えたら、もう9年近くも前のことになる。
初めてポンペイに行ったとき、あまりにびっくりして、そして何より「見物」が楽しくて、1日ではとても見たいもの全部見きれなくて、また絶対に行こう、と思って結局そのままになってしまっていた。
これだけ大きな遺跡群だから、常にどこかが発掘中であったり、修復中であったり、それはやむを得ないというか、むしろ当たり前だと思う。だからそのときも、もちろん工事中のところ、入れないところもいくつかあったが、それが次の楽しみになるくらいのものだった。
それよりも、想像していた以上に、これだけの遺産にうまく観光客も取り入れながらうまくやっているように見えて、むしろ感心したぐらい。
(当時の感想文はこちら:
その1 http://www.geocities.jp/vivereavenezia/pompei1.htm
その2 http://www.geocities.jp/vivereavenezia/pompei2.htm
ただここ数年は、そのずさんな管理や、まさに崩壊や風化による損傷や劣化の危機などが取り沙汰され、完全に常時「警告」状態にあった。そろそろもう一度、しっかり見に行っておきたい、と思いつつも果たせずにいた。

今回の事故は、大雨による、壁への浸水が直接の原因になったのではないか、と言われている。だが、この建物は以前より、危険性が指摘されていたという。

今、その現場は、大きな白い布で覆われているらしい。まるで遺体のように。

そこに行ったところで、別に私に何ができるわけでもない。単なる野次馬でしかない。いや、それどころか、近くで見ることすらできないかもしれない。「剣闘士たちの家」は、もともと観光客には公開していなかったとどこかで聞いた。だが、ともかく居てもたってもいられない、そんな気分でいる。

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(写真は、www.gazzetta.it, www.repubblica.it より拝借。ただし、以下のサイトのほうがより充実している。)
http://www.repubblica.it/cronaca/2010/11/06/foto/pompei_crolla_l_armeria_dei_gladiatori-8816837/1

崩壊前と崩壊後の様子:
http://www.repubblica.it/cronaca/2010/11/09/news/ue_pronta_ad_aiutare_pompei-8928830/?ref=HREC1-7#

9 novembre 2010
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by fumieve | 2010-11-10 09:16 | ほかのイタリア
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