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ヴェネツィア ときどき イタリア

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ベタでおいしい、リストランテ・カンナヴォータ、ローマ

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「ガイドブックに載っていない、地元の人の通う安くておいしい店」を教えて、と聞かれることがよくある。が、それは「ありません」と答えることにしている。
少なくともヴェネツィアは、そう新しいお店が増えるわけでもないし、なにしろ日本のガイドや雑誌の取材力といったらすごいもので、ちょっと気のきいた店があろうものなら、すぐに翌年の版にはもう載ってしまうから。

・・・そうは言いつつ、私も友人のいるところに行けば、いつも彼らに頼ってしまうのだけど。

でもいずれにしても、「ガイドブックに載ってない」とあえて限定してしまうのはどうかと思う。だって、やはり一応、「お勧め」だから載っているのだろうし。

このお店も、何年も前に、確かガイドブックを見て入ってみたのだったと思う。ただ、日本語ではなくて、イタリアではMondadori社が翻訳版を出している、もともとは英国のDorling Kindersley社の図解つきガイドブックだったと記憶しているが・・・。




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確かこの辺りだったはず・・・とうろ覚えながらたどり着く。覗きこむと、月曜日のためか案外空いているが、窓辺ではスーツの男性同士などが食事をしている。よし、やっぱり入ろう。
観光客の多いところで、いかにも、な観光客でなく、できればなるべく地元の人でにぎわう店に行きたい、というのはやはり人情というもの。とくにミラノやローマなどは、スーツ姿の人々、つまりそのあたりで仕事をしているらしき人々が多いところは、いいかもしれない、と目安になる。さしずめヴェネツィアならゴンドリエーリ(gondolieri、ゴンドラ漕ぎ)だろうか・・・。
仕事の人は、もしかすると「おいしいから」ではなく、単に「食券」が使えるからそこにいるのかもしれないのだが、まあそれはそれで、リーズナブルな店、の目安になる。

有名人の写真やサインがたくさん貼ってあるのは、いかにも。きちんと2重にした布のクロスと、木の椅子、年配のウエイター。お店の奥にどっしりと座るのは、これまたかなり年配のレジ係の女性。

こうなったら、食べるものはただ1つ。
もちろん、ローマ名物のマトリチャーナ(bucatini alla matriciana)。
味はしっかり濃い目、さすがに塩味がかなり効いていて、これ以上いくとしょっぱすぎる、微妙なところ。でも、これはこれでいい、と思う。ここで何やら上品な薄味なものが出てきたら、きっと物足りなく感じるだろう。
極太スパゲッティに見える麺は、ブカティーニ(bucatini)といって、中に穴があいているもの。普通のスパゲッティとはまた違う、もっとしっかりした歯ごたえが魅力で、パンチェッタ(pancetta、ベーコンみたいなもの)で煮込んだ、ちょっと甘いソースとの相性抜群の定番中の定番。
実はこの麺は非常に扱いづらくて、かなりごわごわしてフォークに巻き取りづらく、ゆっくり慎重に食べるから、よく考えるとダイエットにいいかも?
・・そんなことを考えつつ、ソースが跳ねる恐れも大!なので、ともかく飛ばさないように気をつけつついただく。
当然のことながら完食したら、Brava!(ブラーヴァ)とほめられたので、ひょっとすると普通の日本人女性にはかなり量が多いのかもしれない。

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さすがにお腹いっぱいだったけど、「自家製」の文字にひかれたプリン。想像通り、見た目通り、これもしっかり甘くて、卵、牛乳、お砂糖の味がぎゅうっと凝縮されていて、おいしかった。ちょっと焼き過ぎたでしょう?というくらい、底の部分がかなり焦げ気味だったのはご愛嬌。

わざわざ遠くから行くことはないかもしれないけど(ローマならほかにもたくさんあるから)、ちょうどお食事時にサン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ聖堂方面にいるときならお勧め。なにしろ、その広場に面したところにあるので。

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Ristorante Cannavota
Piazza S.Giovanni in Laterano
Tel. 06 77205007

7 dicembre 2010
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by fumieve | 2010-12-08 08:44 | ほかのイタリア
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