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ヴェネツィア ときどき イタリア

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いつのまにかひっそり、「精霊」駅稼動開始

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年末に、ふだんあまり歩かない道を久々に歩いていたら、いつの間にか新しい、水上バスの停留所ができていた。
・・・できていた、どころか、既にバスが実際に発着していてちょっとビックリ。

い・・・いつの間に???



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スピリト・サント(Spirito Santo)駅。ジュデッカ運河(Canale Giudecca)を臨むヴェネツィア本島の南岸、パッラーディオ設計のファサードが美しい、レデントーレ教会(Chiesa di Redentore)のほぼ正面。
その名もスピリト・サント(精霊)なのは、近くにある教会の名前から。

水上バスの停留所は、ヴェネツィアの住民にとって、死活問題とは言わないけど、かなり切実な問題。それも、家のすぐ目の前にあるかどうかというよりは(ほんとに目の前にあると、逆に音が気になるだろう)、家や目的地の間に、橋、すなわち階段があるかないかが大きな問題となる。車の入れないヴェネツィア、ベビーカーや車椅子、ショピング・カートはもちろん、足の悪いお年寄りにとっても、階段はやっかいなもの。個人で旅行にきたことのある方は、ひょっとすると大きなスーツケースをえっちら、おっちら運んだことのある方もあるかもしれない。
実際、各種お役所や病院など、公共機関については、最寄りの水上バスの停留所から、階段を使うことなくアクセスができなくてはいけないことになっているらしい。(残念ながら、ホテルは「公共機関」にあたらない)
だから、工事はもちろん、何らかの都合で停留所が橋1つ向こう、あるいは手前に一時的にでも移動したりすると、たちまち困る人が出て、「もとに戻せ」運動が起こる。

カナル・グランデ(Canal Grande、大運河)を通る1番のバスでいうと、アッカデミア(Accademia)とサルーテ(Salute)の間にあたるエリアには、ずいぶん前から、停留所を作る要望が住民の間から出ていたらしい。

ローマ広場とリド島を外回りで結ぶ61, 62番のみの発着で、
P.le Roma – Santa Marta – (San Basilio) – Zattere – SPIRITO SANTO – Giardini – Sant’Elena – Lido
もともと日中のみ、さらに冬季は平日のみ運行のラインで、かつ朝早い時間は停まらない。
観光的には、あまりアテになりそうにない停留所だが、エミリオ・ヴェドヴァ美術館(Fondazione Emilio Vedova)プンタ・デッラ・ドガーナ(Punta della Dogana)に近いから、ローマ広場から直接そのあたりへのアクセスには、旧来の1番でのんびり行くより早いだろう。ビエンナーレ会場となるジャルディーニへの直行だから、ビエンナーレ期間は賑わうに違いない。

レデントーレのお祭りのときの、橋はどうするんだろう?とちょっと気になるが・・・。

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7 gennaio 2011
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by fumieve | 2011-01-08 16:56 | ヴェネツィア
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