モノが売れないと嘆くのではなく、では、その中で売るためにはどうするか。
1つはズバリ、価格を下げること。それも、質を落とさずに、工夫で原価を下げる。
もう1つは、思わず買いたくなるような、新しい製品を作ること。それも実は、オーダーの少ない、暇なときこそ、新しいアイディアを練るのには最適・・・。
ここ1カ月強、携帯電話に、パソコンやネット接続、メール・・・とコミュニケーション関連でのトラブルが続出。ついでになぜか、いつも複数持ち歩いているはずのボールペンまで、気がつくと頭やお尻、いろいろなところが外れて壊れていたり、そもそも書けなくなったり。
パソコンに関しては、この10日ほどさらに事態が緊急化。外出先で接続するためのUSBキーを、まずどこかで落としてきたのは完全に自分の過失。でも、失くしてしまったものは仕方がない、どうせ、ちょうどあと1カ月で期限が切れるところだったし・・・とあっさり新しいものを購入して解決、のはずが、それがつながらない、PCもそのせいなのか何なのか調子が悪くなる、ついでにEnterキーが取れる・・・。
電話もそうだが、パソコンもネットも(このブログを書いているだけではなく、笑)私にとっては完全に仕事道具。それが使えない、ショップに行ってもマニュアル通りの店員の対応では一度で解決せず、忙しい中何度も通って、家に帰ってやっぱりダメ・・・の繰り返しで、今週はそのストレスで、マジでキレそうになっていた。
・・・そんな中で、当たり前のこと、モノづくりの基本なのだが、仕事で寄った先で、頑張っている人の話を聞いて、目からウロコというか、ふっと気分が軽くなった。ほんとうは、「だって、もう不景気を嘆くのには飽きたからね」って、だから1年半前あたりは、相当厳しかったはず。
でも、その厳しい期間に、何とか売れるものを、と、新しい製品を開発して、売りこんで、またニーズに合わせて修正して。
夕方、年はずっと若いけど、仕事では大先輩の同業者である友人に用事があって電話した。明日からの仕事で、ちょっと大きな問題が起きていることを聞いていたので「ほんとに大変ね。大丈夫?」と声をかけたところ、返ってきたのが「うん、でも、不可能はないから」。
・・・エライなあ。さすが。
それはたぶん、若いから、もあると思う。でもやっぱり、デキる人は心構えが違う。
トラブルに加え、イタリアは相変わらず郵便は届かないわ、みんな仕事がいい加減だわ・・・と嘆いていたが、その中で、きちんと誠意を持って、おだやかに、真面目に、忙しい中にも笑顔で働いている、今日は何人か、そんなイタリア人に出会って救われた。
「不可能・・・」の彼のようにはとてもなれないけど、私は私なりに、もう少し頑張らなくては。
ところで、ムラノ島のガラスについて、このブログでも少しずつ紹介していきたいと思っていたのに、すっかり頓挫していた。いつ再開できるのか・・・。
こちらのお店では、
グラスもビーズも、それを使ったアクセサリーもぐんと種類が増えていた。今日は心に余裕がなく、ほとんど写真も撮れなかったので、またゆっくり、物色・・・いやいや、写真を撮りに行きたいな・・・。
10 marzo 2011