イタリアに来てから10年以上、毎日毎日使っている道具がある。
ALESSI社のティーポット。
デザインはかわいくておしゃれだけど、正直のところ、使い勝手は???なものが多い、イタリアン・デザインの代表のようなALESSIの製品は、自分ではあまり持っていないのだが、これは特別。
イタリアにきてすぐにいただいたもの、いわゆるティーポットなのだが、すぐれものなのはステンレス製だから、これ自体そのまま火にかけられること。
・・・というわけで、私はひそかに、やかんポットと呼んでいる。
お茶でなく、カフェを飲むのが一般的なイタリアでは、「やかん」を探すのが意外と大変。最初に住んだペルージャで、お鍋でお湯をわかしてお茶をいれたりしていたのだが、これをいただいてからは、カフェも好きだけどお茶飲みな私の家では毎日毎日大活躍。
(火にあぶられ続けて、肝心のロゴの部分も真っ黒・・・)
おそらく、家にある道具のなかで、一番働いているんじゃないかな・・・。
本来ティーポットなだけに一応、口のところに茶漉しがついているから、実を言うとふだんは、これでお湯を沸かして、火を止めたところへ、紅茶やほうじ茶なら直接お茶っぱを投げ込んでいる。
・・・それをマグカップでがぶ飲みしているのだが、たまにはこうしてちゃんと(めったに出さない)ティーカップで飲むと、同じ紅茶でもやっぱりよりおいしい。
追伸:ここ数日お天気がいいので、ちょっと早いかなと思いつつ、バジリコとルッコラ、イタリアンパセリの種をまきました。お庭どころかベランダすらない、超ミニテラス・プランター菜園ですが・・・
22 marzo 2011