ブログトップ

ヴェネツィア ときどき イタリア

fumiemve.exblog.jp

ラグーザの優しい色

a0091348_3394936.jpg


雨が降ればその水が滝のように流れ、また、真夏はときに40℃を超える暑さになるというラグーザ。冬は寒さが厳しく、夏は渇水に悩まされる典型的なシチリアの町。

だが、私が見た春のラグーザは、そんな気候の激しい土地だというのがちょっと想像できないような、 やわらかく優しい色合いの、なんだか女性的な町だった。




a0091348_342178.jpg


たとえば同じシチリアでも、 煤けた黄金色、もしくは長い次回をかけて太陽の光を吸収し続けた結果のような黄土色の建物が、どれも堅牢でしばしば威圧的なパレルモ。 近くにひかえる、エトナ山の溶岩だという黒石と白とのツートンカラーがシックでときには突き放されたかのように見えるカターニア。 州都パレルモも、第2の都市カターニアも、さすがに都市だけあって建物が大きいせいだろうか。どちらも、極めて男性的な印象の町なのだが、カターニアからバスで2時間弱のこのラグーザは、全く違った表情を見せていた。急な坂と崖の上にあるために、建物1つ1つの間口が小さく、天井も低いせいもあるだろう。

a0091348_3431242.jpg


だが聞いたところによると、建物の壁は、修復するときには少し濃い色で塗っているらしいので、もしかするとこの穏やかな色合いも実は、やはり強烈な気候にさらされた結果なのかもしれない。

a0091348_3452098.jpg


a0091348_3455381.jpg


a0091348_3475677.jpg


a0091348_3482521.jpg


a0091348_3485830.jpg


そして、ローマをはじめ、ややもするとかなりグロテスクになるバロックも、ここではどれもがミニサイズで控えめだからだろうか。なんだかやっぱりやさしく、むしろかわいらしい。

a0091348_3493899.jpg


17 aprile 2011
[PR]
by fumieve | 2011-04-18 15:36 | ほかのイタリア
<< 先日、ミラノで フオーリ・サローネ2011・1... >>