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ヴェネツィア ときどき イタリア

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究極にシンプル、がいい、ブラーノのブッソラ

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粉と卵とバターとお砂糖。
混ぜて練って、丸めてちょっと延ばして、くるりと輪の形にして、焼くだけ。




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ヴェネツィアのブラーノ島(Burano)が発祥とされるその名もブッソラ(bussolà、頭に
アクセントのあるbussolaならイタリア語で羅針盤、という意味。たぶんそれがなまっている)とかブッソライ(bussolài、同、さらになまった形)とか呼ばれるこのお菓子は、味といい形といい、これ以上シンプルなものはないのでは?というようなもの。つまりビスケットなのだが、(なぜか、「クッキー」という感じはしない、あくまでも「ビスケット」。)

ちなみに、同じ 生地でも「S」の形にして焼いたものは、「エッセ(つまり「S」のこと・・・)」と呼ばれる。これもあまりにもそのまんま。

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このブッソラ、ブラーノ名物、ひいてはヴェネツィア名物ってことで、ヴェネツィア中どこにでも売っているのだが、その王様級なのがこちら、ブラーノ島のメインストリート、ガルッピ通り(Via Garuppi)にあるカルメリーナ・パルミサーノ(Carmelina Palmisano)のブッソラ。

1番大きいのは、1個が700gだったか1kgだったか、ともかく人の顔より大きくて、そして見た目よりさらにずっしりと重い。ああ、この重さがすべて、粉と卵とバターとお砂糖なのか…と思うと、まさにダイエットの大敵のような代物だが、残念ながらこれがとびきりおいしい。
外側はこんがりよくやけてカリカリ、中はまだずっしり・しっとりめで残っているので、これぞ1回で2度味わえる。生地は同じはずなのだが、小さいのではこの感覚が味わえない。ナイフで切るときに、最初はちょっと力を入れて、途中突然ほろほろっとくずれる、そのほろほろ加減がいい。
これを食べてしまうと、小さいブッソラでは物足りなくなってしまうくらい。
もともとは家庭で作っていたお菓子で、しかもパスクワ(Pasqua、イースター)用だったという。ということはやっぱり、昔は大きいのを切り分けて食べていたのだろう。

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小さいサイズのブッソラや、エッセも売ってるけど、ここまで来たらやはり、一番大きいブッソラを買わないとだめ。

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Carmelina Palmisano
Via Garuppi, 335 - Burano 
Tel. 041 730010
www.palmisancarmelina.com

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12 maggio 2011
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by fumieve | 2011-05-13 08:00 | 飲む・食べる
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