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ヴェネツィア ときどき イタリア

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第54回ビエンナーレ国際美術展、「光」と影の開幕

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ただでさえ、世界中から美術関係者やVIPが集まってごったがえすビエンナーレ開幕期間に、今年は「センサのお祭り」と、そしてイタリアのみならずフランスなど欧州他国の連休が重なって、ほとんど前代未聞では?というほどの人のあふれた先週のヴェネツィア。
そんな狂気がかった熱気を冷ますかのように、日曜日の夜から断続的な雨となった。




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先週の内覧会期間に行くことのできなかった、ビエンナーレを見ようと、雨にも負けず会場へ。先週とは一転して、ひっそりと人の少ないのも、見学にはかえってありがたい。
月曜日は、各国パビリオンのあるジャルディーニ会場はお休みなので、昨日、企画展の展示場であるアルセナーレ会場へ入って、しばらくしたところだった。

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・・・撮った写真に、妙な影が写っている。

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注意力散漫なので、たぶん何かがカメラの前にかかったのだろうと、もう1枚撮り直しても同じ。・・・そうこうしているうちに、最初は右側を斜めに覆っていたその影が、横いっぱいに画面をふさぐようになってしまった。

・・・結局、どうやらカメラ本体の故障であるらしい。
今朝、パドヴァにあるキャノンのオフィシャル・サーヴィス・センターにカメラを預けに行った。直前に落としたわけでも、ぶつけたわけでもなく、何が起きたのか全く不明なのだが、ともかく(あまり費用と時間がかからずに)直ることを祈るしかない。
今週は集中的にビエンナーレを回るつもりでいたのだが、大幅に予定変更。
いやほんとうは、写真を撮るのが目的ではないはずだし、写真には残せない作品だってたくさんある。だが、カメラなしでは、なんというのか、脳の一部分、つまりメモリー部分を置いてきてしまったようで心もとない。もっとも、いつも持ち歩いているコンパクト・カメラは健在なのだが、たとえ実は全部オート・フォーカスで撮っているとはいえ、一度、一眼に慣れてしまうと、やはりできればそちらで撮っておきたい。
これが旅先や仕事でなくてよかった、と思いつつも、やはりボー然感はぬぐえず・・・。

スイスのビーチェ・クリーガーが女性として単独では初めて総合ディレクターを務める今年のビエンナーレの、テーマはILLUMInazioni(ILLUMInations、イルミネーション)。照らす、を表すilluminare(イッルミナーレ)に、Nazioni(国々)を掛け合わせた造語的な意味合いを持たせたのは、そのロゴの扱いを見ても一目瞭然。
過去最大、89カ国の公式参加を記録した今回のビエンナーレ、その「光」を見る前に、影につまずいてしまった。

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7 giu 2011
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by fumieve | 2011-06-08 23:13 | ビエンナーレ2011
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