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ヴェネツィア ときどき イタリア

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ビエンナーレ2011・2~街中編、サン・ジョルジョ・マッジョーレ島

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サン・マルコ側から、すぐ正面に見えているサン・ジョルジョ・マッジョーレ島。その均整のとれたパッラーディオ様式のファサードを抜けて中に入ると、白い大きな空間の中に、いつもは見慣れぬ光景があった。




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インド出身、英国在住のアニシュ・カプーアの”Ascension”。今回のビエンナーレ街中展の1つで、主祭壇前にどーんと置かれた巨大な筒というか円形のプールから、天井クーポラに向かって煙が上がっている。
カプーアは最近、世界の各地でこの手の展示を行っているらしい。確かに、空間を見事に生かした展示だと思うし、「上昇」のほかに「(キリストの)昇天」という意味を含むタイトルからして、ここでやるからこそ意味があるのだろう。

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だが、私は信者ではないが、それでも何もここで、教会でこれをやることもないんじゃないか、と思ってしまう。観光客も多いところだがれっきとした現役の教会であり、祈りのために訪れた人が、目の前にこれが立ちふさがるのを見てどう思うのだろうか?と。
おまけに、その水蒸気のおかげで大理石の床がツルツル滑り、危険極まりない。

・・・と思っていたのだが、数日後にたまたまもう一度訪ねたら、さっそく故障していた。水蒸気が上がっていれば、それはそれで「アート作品らしい」と思えるのだが、水蒸気なしではほんとに単なる異物でしかない。

Ascension
Isola di S.Giorgio Maggiore
Basilica di S.Giorgio

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教会から出て右、海沿いに回りこんで「ペネロペ」展会場の手前でやっているのが、”Real Venice”展。14人の写真家がそれぞれ撮った「ヴェネツィア」、人、水の風景、古い建物、新しい建物・・・どれもこれも、確かに「ほんとうのヴェネツィア」。ヴェネツィアのさまざまな表情と、それを見事にとらえ表現した写真家たちの個性と、合同展ならではのよさが生きていて面白い。

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これはVenice in Perilというヴェネツィア救済プロジェクトのためのイニシアチヴで実現した企画展で、展覧会終了後の11月3日、展示された写真はロンドンでオークションにかけられるらしい。
個性豊かな写真家たちの写真はどれもすばらしいのだが、それを撮っているこちらの腕が悪すぎる。興味のある方はぜひ公式サイトをどうぞ。

Real Venice
Abbazia di San Giorgio Maggiore
9月30日まで
www.realvenice.org

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26 giu 2011
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by fumieve | 2011-06-27 15:25 | ビエンナーレ2011
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