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ヴェネツィア ときどき イタリア

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「東方見聞録」マルコ・パオリーニのヴェネツィア手帳

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Il Milione quadrno veneziano
di Marco Paolini

連日連夜の猛暑・熱帯夜。今週はたまたま仕事も重なったこともあって心身ともにぐったり。お誘いを受けたときにも、正直のところかなり迷ったのだが、定評のある役者さんが、ヴェネツィアをモノローグで語る人気の高い出し物だというので、行ってみることにした。つまらなかったら、途中で出てきちゃってもいいよね、といいつつ。

そんな調子だったから、21時15分開演の、ぎりぎり15分前に着いたときには、まだ席があるの?というくらい、広場いっぱいに並べられた椅子はもうぎっしり。私たちのように今ごろやってきた人々が、うろうろと席を探したり、椅子をどこかから運んできたりしていた。1時間以上も前にきて席を取った、というおじさんに文句をいわれつつ、追加で慌てて用意された椅子で、ちゃっかりと結構いい席を確保、ラッキー。
家はサウナのようだったけど、外はこれだけ人がいても、風が流れているせいか案外涼しくて快適。




広場の前の運河に、帆船の帆が揺れる。正面の小さな橋を舞台代わりに、モノローグが始まる。
ヴェネツィア出身、商人の父らとともに中国まで旅をし、中国の宮廷で重用されたマルコ・ポーロ。日本には足を踏み入れたことがない、だが、「黄金の国ジパング」として日本のことを西洋で初めて記述した「東方見聞録」の作者だが、「マルコ・ポーロ」は現在、ヴェネツィア空港の名前にもなっている。

「・・・緊急時には、頭上から酸素マスクが下りてきます。ご利用には、まずそこにお金を入れて・・・」「いやだって、なんてったって(お水も有料な)格安航空機だからね」。そんな風にところどころ、ジョークを交え、まずは空港からラグーナを一周してヴェネツィア本島へ。
詳しくは言えないが、一旅行者が一地元民に案内されるような格好でヴェネツィアを回る。
どっぷりのヴェネツィア方言。イントネーションやアクセント、ことばや言い回しだけでなくて、微妙な、あー、いるいる、そういう人。あーそうそう、そう言うんだよねー、そんな調子で、ヴェネツィアの地理や歴史、慣習や仕事などを語っていく。正直のところ、私も100%わかったとはとてもいえないが、笑いに次ぐ笑いで、あっという間にショウが終わってしまった。
今週はサン・トロヴァーゾ広場(Campo S.Trovaso)で開催されたのだが、来週はマドンナ・デッロルト広場(Campo Madonna dell’Orto)に場所を移して行われる。

25 ago 2011
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by fumieve | 2011-08-26 14:31 | 見る・観る
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