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ヴェネツィア ときどき イタリア

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これもスティンコ!? ピンツォーロのミリダス

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イタリアで「スティンコ(stinco、豚のすね肉)」といえば、いかにも肉食!な、がっつり系の食事、ガテン系のおじさんたちがお昼にもりもり食べてる、そんなイメージを持っているのは私だけではないだろう。今日は肉を食べるぞおー!という時にはたまらなくおいしいし、また、そうでないと食べる気がしない。

だから、山間の町、ピンツォーロで「スティンコのおいしいお店」と言われたら、きっと樽腹のおやじたちが所狭しと座って大声でしゃべっているような食堂で、これまた一段と大きなお肉がどかーん!と出てくるものと想像するのは、ごく自然の成り行きだと思ったのだが。




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たどり着いたところは、ちょっとこぎれいで雰囲気のいい、いかにもイタリア人が日曜日に洗礼式のあとや誰かの誕生日で親戚一同で集まったり、友人同士で「今日はごちそうを食べよう」っていうときに来るようなお店。夏のリゾート地だから、ひょっとしたら結婚式の披露宴などもやっているかもしれない。
スタッフの感じがいいのもまた、そういうお店の特徴。

テーブル予約時に合わせて予約した「スティンコ」は、なんとまるで別物のお上品なプレートで登場。実は、ちゃんと丸ごとオーブンで焼いた「スティンコ」を、店員さんがテーブルでわざわざ見せてくれてから、1人1人のお皿に美しく盛り分けてくれる。
うーん、まぎれもない「スティンコ」、でもさすがにがっつり系、ガテン系というよりは高級レストラン(死語?)な味。

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こちらは、ふつうは「スティンコ」の添えものとして欠かせないポレンタ(polenta)。とうもろこしの粉を大きなお鍋の中でひたすら練ったもので、ヴェネツィアあたりでも定番。ただし、ヴェネツィアでは、白か黄色の2種類なのだが、このあたりではこの全粒粉タイプのものが主流らしい。
そしてこの、いつものようにポレンタとともにいただく「スティンコ」もおいしいのだが、このお店のびっくりは、ポレンタの代わりに添え物として選ぶことができるリゾット。お肉のだしがベースの、それだけのリゾットなのだが、お肉と一緒に食べてもよし、単独で食べてもよし、と絶品。一般にイタリアでは、リゾットはリゾット、お肉はお肉で別々に出てくるというか、一緒に食べるものではないから、こうしてリゾットがお肉に添えて出てくるのも珍しいのだが、そんな禁断の(?)組み合わせ、だが、お肉はお米と一緒に食べてもおいしい、ってことを思い出させてくれる。

そして「スティンコ」な気分で乗り込むと、最初に切り分けていただくお肉3切れというのは少々物足りなく感じるのだが、そこはご心配なく。ちゃんと骨付きの、残りの部分を近くのテーブルにキープしておいてくれて、あといくらでもお代わりができる。

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骨までしゃぶりついたあと、既に幸せに満ち足りたおなかをさすりつつ、断れないのが自家製ジェラート。蜂蜜添え、またはフルーツ添えで、どちらもこれ、確か特別にお願いした「半人前」だったと思う。

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・・・食べるだけが幸せじゃないけど、おいしいものを食べるのはやっぱりシアワセ。

Mildas
Ristorante di Mirko e Franca Pizzini
38086 Giustino (TN) - Via A.Rosmini, 7
Tel. 0465 502104
www.ristorantemildas.it

18 settembre 2011
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by fumieve | 2011-09-19 06:58 | ほかのイタリア
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