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とんぼの本「イタリア古寺巡礼 フィレンツェ→アッシジ」

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フィレンツェ、ロメーナ、ピサ、シエナ、モンタルチーノ、マッサ・マリッティマ、アンコーナ、ジェンガ、フェレンティッロ、アッシジ。

とんぼの本「イタリア古寺巡礼」シリーズ第2弾。

本を手にとってページを繰り始めて、このイタリア古寺巡礼の中部編は、11世紀から13世紀の300年にあえてしぼった、との解説を読んで、なるほど、と思った。
北部や南部と違い、やがてルネサンス文化が最初に花開くフィレンツェを中心とするトスカーナ州や、そのお隣のウンブリア州では、そのルネサンス直前の、つまり中世でも中盤から後半にかけて、圧倒的に魅力的な聖堂が多く残っている。いや、かつて、中世前期にも聖堂はあったのだが、経済的に大きく発展するその時期に、新たに建てられたり、あるいは建て替えられて、いくつかの改装を経ながらも今に至っているものが多いということだが。
それでも、スタートのフィレンツェとハイライトのアッシジは、イタリア中部中世を語る上で絶対に欠かせないとしても、ふつうのガイドブックならば中世の町として紹介されることの多いウンブリア州のオルヴィエートやペルージャ、マルケ州のマチェラータやアスコリ・ピチェーノ、トスカーナのサン・ジミニアーノなどはあえて外し、あくまでも中世盛期の聖堂や美術に焦点をしぼっているところがさすが。

とくに、お恥ずかしながらまったく知らなかったマッサ・マリッティマのサン・チェルボーネ大聖堂と、もう1つ、フェレンティッロのサン・ピエトロ・イン・ヴァッレ修道院聖堂はぜひともいつか訪れてみたい。もっとも、後者については、11世紀の聖堂そのものよりも、その中に残る8世紀のロンゴバルドの浮き彫りが個人的には必見中の必見アイテム。

こうしてまた行きたいところが増えてしまうのが悩みだが、だんだん南下していく続編がますます楽しみでもある。

13 novembre 2011
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by fumieve | 2011-11-13 21:27 | 読む
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