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ヴェネツィア ときどき イタリア

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レッチェの聖十字(サンタ・クローチェ)教会

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16世紀中盤からおよそ150年の年月をかけて建てられたサンタ・クローチェ教会(Basilica di S.Croce)。
しばしばオスマントルコの攻撃を受けていたレッチェの町の防御向上のため、当時の支配者、スペイン国王カルロス5世は要塞と城壁を建造するが、もともとこの場所にあったケレスティヌス派修道会の修道院と教会は、その城壁建設のために一度取り壊され、1548年からあらためて新しい聖堂が建てられた。




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「バロックのレッチェ」のシンボル的存在である、プリプリ・フリフリのファサードに比べ、本堂の中に入ると、意外にもシンプル。
ラテン十字型の平面プランに、もともとは5廊式であったらしいが、両サイドは、後世になって改装され、今はそれぞれ細かく区切られて小礼拝堂になっている。

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よく見るとやはり、ここもそれぞれの祭壇や礼拝堂が細かく彫り込まれているのだが、あまり「これでもか!」といった感じがしない。それでいて、ひそかに仕切り壁の中に透かし模様の石が埋めてあったりして、控えめな装飾にかえってひかれる。

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派手な感じがしないどころか、聖堂内全体が単色の、黄灰がかった石で統一されており、その石がむき出しの上にとくに壁にもそれ以上の装飾がないせいか、まるでこの聖堂自体、大きな岩から彫り出して作られたかのような、妙な錯覚を覚える。入ったのがすでに夕方で、中も薄暗かったからよけいにそんな気がしたのかもしれない。

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もっとも、こちらはスゴイと思ったが・・・。

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クーポラ、木製の天井も美しい。

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町並みと同じく、静謐なバロック。祈りの場にふさわしい、静かな空間だと思った。

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23 novembre 2011
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by fumieve | 2011-11-24 07:42 | ほかのイタリア
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