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ヴェネツィア ときどき イタリア

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焼き菓子天国、「ノヴァーラのビスコッティ」のカンポレッリ

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イタリア北西部、ピエモンテ州の州都、トリノはチョコレートで有名。
その同じピエモンテ州でも、ミラノ寄りのノヴァーラという町で、すてきなお菓子屋さんに出会った。

このお店を有名にしているのが、その名も「ノヴァーラのビスケット」(biscotti di Novara)。




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一見、日本のA社のHというお菓子を思わせる包み、ただし、持ってみると見た目より運と軽い。中は、こんな、ラングドシャ(猫の舌)の失敗作のような形の、細長い、ビスケットが2枚。これが、これまたさらに見た目以上に、軽く、さっくさくでほんのり甘く、何かなつかしい味。1袋2枚はあっという間に食べて、思わず次の袋へと手が伸びてしまう感じ。(危険。)

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こんな包みだから、全国どこででも売っていそうなものなのに、このへんはイタリアらしいのだが、品質管理と、それからパッケージングにこだわるから、ということで大手流通には出さず、この直営店のほかはわずかに、直接小売に出しているだけらしい。だから、比較的近いミラノならありそうなものなのにない。(そんなわけで、ひょっとすると個別にお店で取り扱っているところはあるかもしれませんが。)

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町の中心の通り、カヴール通りから一本入った袋小路、目印の看板には「1852年創業、あの有名な『ノヴァーラのビスケット』製造のカンポレッリ」とある。

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お店に入ってびっくり。

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横に長い、ゆったりと広い中に、ありとあらゆる、思いつく限りの焼菓子がきれいに、だが所せましと並んでいる!!!

アーモンドの粉のクッキー、オレンジ・ピール入り、松の実入りクッキー、ラスク(甘くないタイプを、イタリア人は朝食にジャムやチョコレートクリームを塗って食べる)、そのラスクの全粒粉タイプ。
フランス風ガレットにベルギー風クッキー。

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カップケーキに、フルーツ・ジャムのタルト。

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レーズン入り、チョコレート入り。

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フランス風タルトに、型抜きビスケット。

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この時期だからもちろん、クリスマス用ビスケットもあり。

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そして実は、ノヴァーラといえば、イタリアでも有数の米作地帯なのだが、そんなわけで、お米の粉のクッキー、なんと、黒米ヴァージョンも!

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「噛む骨(Ossa da mordere)」という名の、ナッツ入りの固いクッキー、アーモンド入りサクサク・クッキー。
「バーチ・ディ・ダーマ(修道女のキス、baci di dama)」はバニラとチョコレート。

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そして・・・おお、日本のY社のお菓子に似た、その名も「シガレット!」

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ただしこちらは、中にクリーム入り。
こんな「ぼうろ」まであって、大興奮。目移りとはまさにこのこと・・・。

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イタリアの場合、たいていは焼菓子も、オーソドックスなものと、あとは地元の伝統的なお菓子ぐらいしか置いていないのがほとんど。ヴェネツィアでは最近、ほかの地方のお菓子などもいろいろと取り入れて作っているところもあるけれど、こんなにたくさんの種類の焼菓子、一度に見たのは、イタリアでは初めてではないだろうか・・・。
それも凝った高級なお菓子ではなくて(それはそれで好きなのだが)、どれも素朴で家庭で焼いたようなお菓子なのがまたいい。

・・・と、ここまでがお店の右半分。

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このお店のメインの商品は、「ノヴァーラのビスケット」なのだろう。お店の左半分にはこのビスケットを中心にした贈答用詰め合わせがずら~~~り。いろいろとおしゃれな箱やパッケージに入っていて、これもまた選ぶのに迷ってしまいそう。

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そして、どうやらこれ、この町では超定番の贈答品なのだろう。私がいた短い間に(といっても30分ぐらいねばったかも)、男性、女性、町の人が次々に来ては、大きな包みを買っていく。(写真の女性に注目!)

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中には大きな箱をいくつもまとめて買って、「車に運ぶの、手伝ってもらえるかしら」なんて言ったりしている。
日本でも年末年始のこの時期、鳩サブレーで知られる鎌倉の豊島屋に行くと、お歳暮やお年賀を買い求める人々でごった返しているのだが、まさにそんな感じかなと思った。お年寄りから小さなお子さんまで好まれそうな「ノヴァーラのビスケット」は、軽くて、お値段のわりにかさが張って立派な包みになるところがまた、いかにも贈答向き。

クリスマス前のこの時期、今やイタリア中どこにいっても主役なはずの、パネットーネやパンドーロが目立たないお菓子屋さんも珍しい。

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BISCOTTIFICIO CAMPORELLI
VC. M.TE ARIOLO 3 - NOVARA
Tel. 0321 620689

12 dicembre 2011
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by fumieve | 2011-12-13 18:25 | ほかのイタリア
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