ブログトップ

ヴェネツィア ときどき イタリア

fumiemve.exblog.jp

ヴェネツィアと大型船

a0091348_3453270.jpg


今日のヴェネツィアは霧。
こんな日は、水上バスも外周コースは運休、水上タクシーも、空港までは行ってくれなくなる。

それでも動いている船たちは、大きな汽笛を鳴らしてそろそろと水の上を走っていく。





a0091348_3503350.jpg


先週末のクルーズ船の事故に関しては、「出たっきり邦人 欧州編」でも書いたので、興味のある方はどうぞ:
http://archive.mag2.com/
0000023690/20120117190000000.html

(ざっと簡単にまとめるつもりが、ついつい感情が入ってしまい、長いので要注意。)

が、今朝のコリエレ・デッラ・セーラのヴェネト版で、ヴェネツィアの状況が簡潔にまとめてあったので、ここで紹介しておきたいと思う。

この事故を受けて、ヴェネツィアでは急速に、「大型クルーズ船」反対派が団結しつつあるそうで、その理由は主に、
* 町に危険を与える(経済面での評価は必要だが、危険は危険)。
* サンマルコの鐘楼より大きい。
* 健康への影響(訳注:クルーズ船は停泊中もエンジンを止めないため、粉じん、振動、また日照権などが問題になっている)。
* 事故が起きた場合、取り返しのつかない被害となる。

一方、賛成派の理由は、
* (事故の起きた)ジリオと異なり、ここは砂地であり、岩礁はない。
* 大型船の導入はすべて専門の運転手の手に任されており、人的ミスはない。
* GPSを使った精密で危険のない機器。
* 公害問題は減りつつある。

記事によると、2011年、ヴェネツィアに入ってきた大型クルーズ船は653艘。2004年の405艘から、毎年増加している。
また、そのうち最大の船は、
Voyager of the seaで、長さ311m、幅48m、高さ59m、最大乗客数3114名。
コスタ社のCosta Favolosaは、同294m、36m、61m、3800名。

そして驚くべきことに、2004年5月、こんな霧の日に、「モンナ・リーザ号」というクルーズ船が、サン・マルコ広場から数十メートルのところで座礁していたらしい。
幸い、大きな事故にはならなかったものの、やはりそんな話を聞くと恐ろしい。

が、賛成派によると「それ以降、(技術等の進歩により)一度も起きていないこと、そのときでさえ、船、乗客、湾、町にまったく被害を与えていないこと」がなによりの太鼓判の理由だと言う。
・・・そっ、そうなの・・・???

上に掲載した写真地図は、同紙から拝借したが、右側のいラインが、現在のクルーズ船の航路。
左側のいラインが、代替案。
ラグーナ全体への入船を禁止するのは経済的にも影響が大きすぎるが、この代替案なら停泊地はこれまでと一緒だから、停泊後に、それぞれ市内を観光すればいいわけで、これで十分だと個人的には思うのだが・・・。

a0091348_4144315.jpg


a0091348_4152895.jpg


17 gennaio 2012
[PR]
by fumieve | 2012-01-18 04:19 | ヴェネツィア
<< Tokyo Fashion W... いよいよラグーナヘ、「北イタリ... >>