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小さな世界の無限な魅力、モレスキン「myDetour 旅の手帳」展

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myDetour
Taccuino da viaggio
Fondazione Bevilacqua la Masa
Palazzo Tito, Dorsoduro 2826
3 feb - 26 feb 2012
www.bevilacqualamasa.it/mydetour
旅の思い出を、みなさんはどう保管されているのだろうか?
携帯電話やスマートフォンで写真や動画を撮って、そのまま家族や友人から見知らぬ他人まで、自由に即時に送ることのできる時代になってもなお、いや、おそらくそんな時代だからこそより一層、手書き、手描きの魅力が感じられるように思う。

シンプルで使いやすいスケジュール手帳や、世界の都市の地図がついて、旅行の記録用にもぴったりなシティノートブックで知られるモレスキン(Moleskine)社の手帳やスケッチブックを使った、いろいろな国のアーチストによる展覧会。




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わずか、数センチからせいぜい数十センチの二次元プラス・アルファの限られた世界の中で、彼らのクリエイティブな発想のいかに自由でヴァラエティ豊かなことか。正直のところ、タイトルの「旅の手帳」というテーマからはすっかり離れてしまっているように見える作品も多いのだが、そんなことはどうでもよく、ただ「アートブック」として楽しむに十分。
(もっとも、旅の記憶や記録だって人それぞれでいいはずで、これがそれぞれの「旅の手帳」だと言われれば、そうなのだろうというしかないのだが。)

このあたりは、「旅の手帳」らしいもの、あるいは「旅の手帳」としての名残りがあるもの。

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そして、会場には手袋が備えてあり、見学者はその手袋をはめて、展示されているすべての手帳をさわって、ページを1つ1つめくってみて、楽しむことができる。

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それにしても、「手帳」1つが、字や絵をかきこむ手帳としてはもちろん、あるときにはアルバムの台紙に、あるときはアート作品の額縁に、またあるときは、そのものが「アート」作品となってしまう面白さ。ブックカバーにもなれば、自身のパロディーだって欠かせない、まさにオールマイティーのフル活動。

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この中で、個人的にとくに気にいったのは、Kensuke Koikeさんのこちら:

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"MAN"。ふむ。

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"DUCK"。ふむふむ。

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D...え・・・?"DUN"???

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とまあ、こんな調子。まじめで線の細い絵と、シュールさとの絶妙なバランスがすばらしい。

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きゃー!

と、もう1つ、Wrang Rui Jiaさん:

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こちらは繊細でとっても美しい。

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書いて色を塗って、切って、貼って。
そんな「旅の手帳」を作りに、楽しい旅に出たくなった。

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・・・まずは、モレスキンのヴェネツィア手帳でも買いにいこうか・・・(笑)。

23 feb 2012
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by fumieve | 2012-02-24 05:36 | 見る・観る
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