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危険すぎる・・・!? Kamut ビバネージ

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最近、スーパーの自然(風)食品コーナーなどで急激に見かけるようになった、"Kamut"という名前。グリッシーニのような保存のきく一種の乾パン類やビスケットなどにその名がのっかっていることから、何か「自然な」麦の種類を使っているのか、あるいは調理法、とくに特殊な発酵法などを使ったものか、どちらかなのだろうと思っていた。

何なのかわからないまま、それはそれで時々買っていたのだが、スーパーでしばらく前から気になっていたのがこちら。以前紹介した、ビバネージという太短グリッシーニの"Kamut"版。






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で、ある日、ふと手にとってみた。

開けてみて、さっそく食べてみて、・・・うううむ・・・これはっっっ!!!

"Kamut"はよく見ると右肩に(R)マークがついている。Wikiで調べると、Kamut International(米、モンタナ)という企業により商標登録され、同社により生産されているTriticum turgidum ssp. turanicum種の麦。一般の小麦と、イラン原産のKhorasanと呼ばれるpolonicum種の小麦を掛け合わせたもの。・・・名前は「大地の魂」の意味・・・

とある。うーん、米企業により、「商標登録された」小麦、というのは、自然食品というよりはなんだか正反対の代物に思える。加工食品でなく、原材料であるだけによけいに怖いというか。
だが、まあ言ってみれば、小麦の古代種を(おそらく)栽培しやすく、食べやすく改良したもの、ということだろう。

(もっと怪しい(?)のは、イタリア語ではこの説明が出てくるのに、そこから英語に切り替えようとすると、自動的に"Khorasan wheat"に飛んでしまい、「商標登録うんぬん」というのが出てこないこと。
もっとも、Kamut社のHPに由来や種類の詳細は複数言語にて説明あり。http://www.kamut.com/ こちらによると、原産はエジプトのよう・・・)

で、Kamut ビバネージ。
見た目は、「普通の小麦の」ビバネージと比べると、ちょっと黄色くて、身も若干しまっている感じ。自然食品コーナーのKamut ラインアップは、たいてい発酵させてない固いものが多いが、とくに黄色くはないからこれはちょっと意外。
肝心のお味はというと、「普通の」ビバネージより、まず格段に、固い。サクサクというよりはカリカリに近く、固いのでよく噛むことになるのだが、噛んでいるうちに自然な甘みが感じられるようになる。

あ・・・これは・・・

・・・つまり、おいしい。
・・・いや、かなりおいしい・・・というか、これ、めちゃくちゃ好み。

お値段は、ふつうのビバネージと比べて数割増し、そして、わざわざ米国の特定の企業から仕入れた小麦で作った製品をここで食べなくてもいいのではないか?・・・そもそも、少なくともイタリアにおいて、"Kamut"のこの普及の仕方は(製品によっては、「本物」でないものも絶対あると思うが)、ファーストフード並みではないの?それってかえって怖くない?・・・と、かなりあれこれ葛藤しつつ、最近ハマリにはまっている。

・・・いろんな意味で、危険な食品。

8 mar 2012
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by fumieve | 2012-03-09 08:33 | 飲む・食べる
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