仕事で久しぶりに行った先で、お気に入りのお店で食事をしようと思ったら、どこもすっかりなくなっていた。
15年前に、日本から旅行に来たときに、某雑誌に載っていたトラットリア(trattoria、食堂)。そのとき食べたラヴィオリ(ravioli、簡単に言うと洋風餃子)がおいしくておいしくて、忘れられずにいたのに、それ以来いつ来ても閉まっていて、たぶんもうなくなっちゃったんだろうとは思っていたのだが、そこはほんとうになくなって、すっかり別のお店になっていた。
10年くらい前に来たときにみつけて、以来、3回くらいは来ていると思われるところも、前回、2年前に開拓したお店も、看板がかけかわっていたり、工事中だったり。
一方で、最近はどこへ行っても、ファッションも食べ物も、同じお店ばかり見かけるようになってしまった。
何百年も変わらずにいるように見えるイタリアだが、この10年でずいぶん変わった、と思う。
18 mar 2012