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ヴェネツィア ときどき イタリア

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ヴェネツィアで新たに「アート水上バス」 運行開始!

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もはや、ハイ・シーズンのみならず、かつてはロー・シーズンだと思われていた時期まで、一年中観光客であふれるヴェネツィア。島の中では、(ほぼ)唯一の交通公共手段であるヴァポレット(vaporetto、水上バス)も、乗り場から船そのものまで超満員で、びっくり・うんざりされる方もいるだろう。

ヴェネツィアの島の各地に点在する観光スポットを効率よく、できればもう少し楽に回れないものか・・・という方のために、今日6月1日より、新しい水上バス・サーヴィスがスタートした。

その名も、Vaporetto dell'Arte(ヴァポレット・デッラルテ、アート水上バス)。

鉄道駅からビエンナーレ会場になるジャルディーニまで、主な美術館や美術系施設の最寄り駅のみに停まるラインで、専用のチケット保有者のみが利用できる、というところが、通常の水上バスとの違い。




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一見、外から見る限りは普通の水上バス。(実際、既存の船を改造してある。)
だが、中に入ると、新品の(当たり前か)赤い、ソフト・カヴァーのシートが並んでいる。

後部のテラス席もこの通り。

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だが、このサーヴィスの、普通のバスとの一番の違いは、各座席に、モニターとイヤホンがついていて、次の停留所に近い美術館などの案内があること。言語は今のところ、イタリア語、英語のみ。フランス語、ドイツ語、スペイン語はこれから追加していくつもりらしい。残念ながら日本語は想定されていないようだが・・・。

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そして、座席に置かれた地図は、それぞれの停留所から美術館への道順が示されているほか、裏はかんたんな美術館案内になっている。チケット保有者は入場料などが割引になるところも多く、そういう情報も明記されている。(イタリア語、英語)

チケットの有効期間内は、何度でも乗り降り自由。

価格は24時間で24ユーロ。

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(停泊するのは、
Ferrovia - S.Stae - Ca d'Oro - S.Samuele - Accademia - Salute - S. Marco - S.Giorgio --- Arsenale - Giardini )

ヴェネツィアでは全く初めてだが、これ、イタリアのあちこちの観光都市では、2階建てオープン・バスなどを使って同じようなサーヴィスが存在する。私も一度だけ、パレルモで乗ってみたことがあるが、慣れない土地で、ふつうのバスに乗るのはなかなか難しく緊張もするが、これだと、行きたいところに簡単にたどり着くし、怪しい人が乗ってくることも(ほとんど)ないので、楽ちんだった。ともかく乗り降り自由だから、疲れたらしばらく乗りっぱなしにして、ドライブを楽しんだり・・・と満喫した。
あのとき、いくらだったか覚えていないのだが、乗る前は結構高いなと思った覚えがあるので、20ユーロ近くしたかもしれない。
ちなみに、ローマはいくつもの会社が競合しているので安めのよう。

ヴェネツィアは、ふつうの水上バスの初乗り(60分)が7ユーロ、24時間券で20ユーロすることを思うと、24ユーロでも、それで少しゆったり乗れるなら、悪くないように思う。
ただし、建築ビエンナーレが始まる8月末までは、コースがサン・ジョルジョ・マッジョーレ島までに限られていること、また、今のところは、9:00(鉄道駅出発)-20:30(駅着)、30分おきの運行なので、時間をうまく計算して回らないと、案外使えないということになってしまうかもしれない。
いずれにしても、実際には1日でこの美術館全部を回ることは不可能だし、地図に時間割もついているので、どうやって回るか、よくよく考えながら乗るのも楽しみのうち、ぐらいの気分だとちょうどいいかも。

www.vaporettoarte.com

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1° giu 2012
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by fumieve | 2012-06-02 01:29 | ヴェネツィア
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