ブログトップ

ヴェネツィア ときどき イタリア

fumiemve.exblog.jp

フィレンツェ名物「ランプレドット」を繊細に、大・満足のイル・マガッツィーノ

a0091348_4522436.jpg


「まさか、ヴェジタリアンじゃないわよね?」
「え?私?とんでもない!!!」
所用のため、日帰りででかけたフィレンツェ。ここへきて、肉を食べずして、一体何を食べろと?

「よかった、それなら、いいお店教えてあげる。ランプレドット(lampredotto、牛の第4の胃)ってわかる?」
「あー、はいはい。」
実は、モツ系は特別に好き、というほどでもない。嫌い、ではないけれども、あえて自分で選んで食べることはほとんどない。だが、地元の人がおいしい、というのだったら、食べてみてもいいかな、と思っていた。

「まず、絶対にこれは食べてみて!」



a0091348_504233.jpg


・・・と言われたのがこちら、ランプレドットのコロッケ(polpettine di lampredotto)。
うーーーーーーーーーん・・・。おいしいっっっ!!!

小さなお店だが、入ったときに、ちょうどほとんど全員が食べているのでは?と思われた。カラッカラに揚がっていて、ナイフとフォークでうっかり飛ばさないよう、要注意。
ふだん、ヴェネツィアなら、こういったものは手か、せいぜいつまようじでさくっといただくのだが、一応、よそさまの土地なので、お行儀にちょっと気を使う。といっても、Tシャツに短パンのむくつけきおっさんたちが給仕する間で地元の人がガハハと食べているようなような、気楽な食堂なのだが。

a0091348_527111.jpg


カラッカラのあつあつを、(ナイフとフォークに神経を配りつつ)、ほふほふとほおばる。
うーーーーん・・・。
一人前の5個はあっという間に、ワタクシの胃の中におさまって、もっともっと!という声を抑えるのが困難なほど。・・・いや、ここはガマン、ガマン・・・。

そしてもう1皿。

a0091348_510332.jpg


「トリッパ(trippa、牛の第1,2の胃、いわゆる「蜂の巣」)の煮込みとか、定番ものもあるんだけど、私が好きなのは、ランプレドットのラヴィオリ。トマトと玉ねぎのソースで、ほんと繊細な味なのよ。」
と勧められたまさにその通り。

a0091348_5123890.jpg


あえてコメントを付け加えるならば、ラヴィオリの皮(パスタ部分)も、やわらかく、つるっとして、見た目よりずっと軽く感じる。具のランプレドットも、くさみもしつこさもなく、しっとりとした存在感。そして、トマトと玉ねぎという絶妙の組み合わせは、一体だれが最初に考えたのだろう?あまーくやさしく、昔なつかしいような味。

出てきたときには、(私でも)「わ、すごい量!」とひそかに思ったが、全く問題なく、最後の最後までおいしくいただいた。

トリッペリア(tripperia、トリッパ屋)というくらいだから、やはりトリッパなどが名物の店なのだが、地元の人々は案外、魚介のパスタなどを食べていたりして、それはそれで結構おいしそうだった。

もっとも私は、次に行ってもまた、絶対に同じものを食べてしまうと思うが・・・。

チェントロ(centro、中心区)からみると、アルノ川の向こう側だが、ドォーモから歩いてもせいぜい10-15分ぐらいのところにあって便利。

それにしても、ランプレドットなるものが、こんなにおいしいものだったとは…。食わず嫌い、反省。

Osteria & Tripperia Il magazzino
Piazza della Passera, Firenze
Tel. 055 215969

a0091348_5262953.jpg


11 giugno 2012
[PR]
by fumieve | 2012-06-12 05:30 | ほかのイタリア
<< テルマエ、ミラノヘ (小さな)大輪の花、サラ・エッ... >>