ブログトップ

ヴェネツィア ときどき イタリア

fumiemve.exblog.jp

スキーからテニスまで、全員集合!(フォロ・イタリコの気になる彫像たち)

a0091348_18385855.jpg


あの彼らに、ぜひとももう一度会いたい、と思っていたら、案外早く実現した。

ローマ北部にある複合スポーツ施設、フォロ・イタリコ(Foro Italico)のテニス・コートを囲む彫像たち。どうせ古代彫刻のコピーか何かだろうと、ろくに見もせずに写真だけ撮って帰ってきたら、ウェアを着ないスキーヤーだったことに気がついて、では、ほかはいったい何のスポーツだったのだろう?と、がぜん、興味がわいていたのだった。




a0091348_18434372.jpg


わかりやすい、スキーヤーを起点にして、反時計回りに、隣。・・・うーん、なんだろ?
ちなみに、手に棒のようなものを持っているのは、腕がぽっきり折れないように支えているもので、競技の道具などではない(はず)。

a0091348_18453166.jpg


その隣も・・・ちょっと不明。

a0091348_1846445.jpg


お次は・・・文人?肩にトーガ、左手には本のようなものを持っている。

a0091348_18472594.jpg


よくよく見ると、顔が結構それぞれ違っていて、これは顔がかなり平たい。そしてパンツをはいている。
・・・水泳?でも、スキーはウエアなしなのに、水泳はパンツあり?

a0091348_18484117.jpg


こちらは手に長い棒を手にしているが・・・うーん・・・。

a0091348_18491614.jpg


闘牛?・・・後ろの雲もいい感じ。

a0091348_18495395.jpg


妙になまめかしいこちらは・・・???

a0091348_18503249.jpg


鷹匠、・・・でしょう。

a0091348_18511793.jpg


おっ!バスケット・ボール?・・・と思ったが、そのボールにはハンドルのようなものがついている。・・・一種の砲丸投げのようなもの?

a0091348_18533693.jpg


ベレー帽の彼は・・・うーん、猟師?

a0091348_18542716.jpg


そしてこちらは、同じ「りょうし」でも、海のほうの漁師。背中に大きなタコを背負っている・・・。

a0091348_18551753.jpg


やり投げ、かな?

a0091348_18554960.jpg


右手にディスク、左手にボール。これは今でもありそうな感じ。

a0091348_18563015.jpg


長い棒に巻き付けた綱・・・うーん、なんだろう・・・。

a0091348_18571139.jpg


そして・・・おおっ!テニスもあった!!!

a0091348_18575521.jpg


棒高跳び?・・・後ろの雲が、ちょうど天使の羽みたい!

a0091348_18584016.jpg


もう一人、天使の羽をつけているのは、舟漕ぎだろう。

a0091348_18595494.jpg


彼らが一体何なのか、ちょっと調べればすぐにわかるだろう、とたかをくくっていたが、ざっとネットで検索するぐらいでは詳しい情報があまり出てこない。

同じ敷地内に、「大理石スタジアム(Stadio di marmi)」という陸上競技場があって、そこも同じような彫像に囲まれているのだが、いくつかの情報によると、そちらを取り囲む60の彫像は、イタリア各地の町(県または市)によって寄贈、当時、ファシズム政権の下で活躍していた彫刻家ら何名かによって彫られたらしい。たとえばその陸上競技場のほうには、野球選手(捕手)もいるらしいのだが、その彫像がアロルド・ベッリーニという彫刻家によるものだとわかった、という記事が、つい最近、2012年5月に出ている。その記事によると、同ベッリーニは、全部で60のうち17の彫像を作ったという。
また、驚くべきことに、そのうちの5体、「アルペン山岳隊員、監視員、スキー、狩猟、櫂」はエウジェニオ・バローニという人の作品で、これは、なんとヴェネツィア・ビエンナーレにも展示された、らしい!
5つの作品のうち、「スキー、狩猟、櫂」はこの上で紹介したものと重なるし、前者2つも、もしかしたら私が判別できないどれかなのかもしれない。
ただ、これらの情報はすべて、陸上競技場の60体についての話で、テニス・コートは、同じ1932年にできているはずなのだが、こちらの彫像に関してはほとんど情報がみつからず、はっきりしたことはわからない。テニス・コートの彫像も60のうちなのか、あるいは、60プラスこれらなのか。または、こちらの方は、陸上競技場のコピーなのか。
ちなみに、天使の羽の棒高跳び選手の台には、「ベッルーノ(Belluno)」と刻まれており、これについてもやはりイタリアの各地から寄贈された、といううちに入っていると思われる。

その彫像たちに囲まれたテニス・コートでは、先週、ビーチバレーの大会が行われていた。

a0091348_19185448.jpg


18 giugno 2012
[PR]
by fumieve | 2012-06-19 19:21 | ほかのイタリア
<< 暑い・・・ イタリア初、私鉄特急「イタロ」登場 >>