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ヴェネツィア ときどき イタリア

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南チロルのお祭りのお菓子、シュトラウベン

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まるでレースのような影をつくる緑の道を、30分ほど、がっしがっしと登ってたどりついたところで出会ってしまったのが、山のレースのようなお菓子、Strauben(シュトラウベン)。




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猫の額ほどの敷地の片隅の小屋に、大人や子どもが出たり入ったりしているから、なにか古い農耕具や調理道具が展示でもしてあるのかな、と最初は思ったが、近づくと何やらいい匂いがしている。

注文を受けて、調理中のお父さん。

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ゆる~いドーナツの生地をじょうごのようなものの上から、油の上にぐるぐるとたらし、

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ぐるぐる、ぐるぐるとお鍋の表面がいっぱいになったら、

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そのまま火が通るまで待って・・・

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さっとお皿にあげて、粉砂糖とジャムを添えて、できあがり!
ジャムはコケモモが一般的。

19世紀ごろから続く、アルト・アディジェ(Alto Adige)、つまり南チロル地方の郷土料理で、とくにお祭りのときに食べるお菓子らしい。とくに結婚式のときに、招待客がおなかいっぱいになるまでふるまうのがしきたりだったそうで、そんな縁起ものなら、ぜひともいただかなくては!

「だいじょうぶ、味見用にほんの小さく作ってあげるよ。ともかく、味見はしないと!」
というので、作ってくれたのがこのサイズ・・・。うーん、確かに、普通サイズは同じお皿からはみ出ていたから、7/10くらいなのかもしれないが。

というのも、この直前に、私は、

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牛肉のグーラッシュ(シチューのようなもの)、スペック(燻製生ハム)のカネデルリ(お団子)とキャベツのクラウト添え

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を食べたばかりだったので。そもそも、これが食べたくて山を登ってきたようなものだったのだが、そんな山の上なのに、スペックも全部自家製のお料理はほんとにおいしくて、光が強すぎて色が全部飛んでしまっているが、キャベツも青々と瑞々しく新鮮で、最初は全体の量にぎょっとしたのに、結局ぺろりと食べてしまった。
さすがにお腹いっぱいで、デザートの「自家製シュトゥルーデル」は断念したところだったのに・・・。

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そこへ、ええっ揚げもの?それもこのサイズ!?
・・・と思ったのだが・・・。

太めのスパゲッティぐらいのひも状のドーナツのカタマリは、サクサクして、もちろん普通のドーナツよりも軽く、網目感がワッフルにも似てるかな、と思ったが、そのワッフルよりもずっと軽い。
甘酸っぱいコケモモ・ジャムがまた絶妙で、こりゃイケる!
これ、手で食べるのが礼儀(?)だそうで、ナイフ&フォークは渡されない。お砂糖とジャムで手がべたべたになりながらサワヤカな青空の下でムシャムシャ食べる、シアワセ・・・。

さすがに全部は食べきれず、1/3くらい持ち帰ったのだが、意外なことに冷めてからも十分おいしかった。

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(また来てケロケロケロ、と言われてる気がした・・・)

18 lug 2012
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by fumieve | 2012-07-18 01:27 | ほかのイタリア
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