ブログトップ

ヴェネツィア ときどき イタリア

fumiemve.exblog.jp

再訪、アッピアーノ城礼拝堂

a0091348_744087.jpg


初めて食べたお菓子の紹介に夢中になりすぎて、それをどこで食べたのか、昨日は肝心のことを書くのを忘れていた。
それは、アッピアーノ城。2年前に「旅」の南チロル特集で訪れて以来、ぜひとも再訪したいと思っていたのだがなかなか果たせず、今回、ようやくその機会に恵まれた。




a0091348_745344.jpg


ボルツァーノからバスに20分ほど乗って、そこから歩いて、最後は急な山道を登ること30分。しかもこのお城、山のてっぺんにあるものと思い込んでいたのだが、崖の上とはいえまだまだ中腹だから、一方は眼下に広がるパノラマ、一方は眼前に迫る山の景色が楽しめる。

a0091348_7463479.jpg


a0091348_7471226.jpg


a0091348_7475849.jpg


a0091348_7493081.jpg


a0091348_7513765.jpg


小さな、だが色彩あふれる美しい礼拝堂は、何度見てもため息が出る。前回、解説をしてくれた女性は残念ながらいなくて、この日は男性だったが、やはり同じように親切に説明をしてくれた。それも、見学希望者を何人か集めては中に入れて説明をしていたのだが、周りはみんな、ドイツ語圏の人々。イタリア語(のみ)を理解するのが私だけだったために、中を一人占めして見学するという幸運にも恵まれた。

a0091348_7531393.jpg


前回はなにしろ、寒いのと霧とで、あまりよく見ることができなかった外壁のフレスコ画。

a0091348_7542877.jpg


入口の上はキリスト磔刑図と、その右側は、幼子キリストを、そうと知らず川で運んだという伝説の聖クリストフォロ。いずれも、中のフレスコ画と同様、13世紀のもの。

a0091348_7552665.jpg


左側には、立派な角を持つ鹿と、それを追う2頭の犬。彼らを従えているのは優雅な衣装を身にまとい、角笛を口にした男性で、貴族の狩猟の場面と思われるが、その本来の意図は多くの研究者がこれまでに調査をしているものの、解釈はいまだ定まっていないらしい。

a0091348_7561822.jpg


面白いのは、その犬たちは、およそ100年後に上から大きなドラゴンの絵で覆われてしまっていたこと。これは、狩りの場面が、「どうやら竜を退治する聖ジョルジョ」に描き直されてしまったためらしい。

a0091348_80322.jpg


ここの食事(とデザート)がまたすばらしいのは、昨日も力説した通り。

a0091348_823570.jpg


抜けるような夏の青空の下の城跡はほんとに気持ちがいい。だが、霧の中でお城が幻想的に浮かび上がっていた、あのときの何とも言えぬ美しさをなつかしく思うのは、やはりアマノジャクか。

a0091348_831347.jpg


18 luglio 2012
[PR]
by fumieve | 2012-07-19 08:03 | ほかのイタリア
<< 船に乗って・・・リゾート気分で... 南チロルのお祭りのお菓子、シュ... >>