ブログトップ

ヴェネツィア ときどき イタリア

fumiemve.exblog.jp

ヴェネツィア アックア・アルタ 赤警報真っ最中

ヴェネツィアのアックア・アルタは、何度か書いているように、
1)満潮、2)低気圧(海面が上がりやすい)、3)シロッコ(アフリカからの南風、アドリア海の水がヴェネツィアのある北方に押し上げられる)、そして、4)直前の上流での降雨量
という条件が重なって発生する。
だからとくに、満月・新月、つまり大潮のときは起こりやすいし、また、満潮・干潮時の水位の上下が大きく影響するから、ふつうはおよそ12時間おき、つまり1日2回、水の高い時間が来ることになる。ただし、それも通常は、とくにアックア・アルタとよばれるときには、2回のうち1回が大きめ、もう1回は小さめのカーブを描くことが多い。

a0091348_21191959.jpg


今日(10月31日)23時時点の予報によると、
31日(水) 23.45 140cm(市内の59%が浸水)
11月1日(木) 10.50 130cm(同46%が浸水)
2日(金) 00.20 110cm(同12%)

市内の半分以上が浸水する140cmは、警報も「赤」。130cm、110cmは「オレンジ」警報で、これだけでも相当、大変なことなのだが、今回、とても恐ろしいのは、
31日23.45 140cmのあと、悪天候等々の影響らしく、水位の降下がかなり鈍く、最も低くなるのは、1日午前4.45なのだが、その時点でなんと105cm。
つまり、ヴェネツィア市内で最も低い、80cmで浸水の始まるサン・マルコ広場をはじめ、市内のとくに低いエリアでは、完全に水が引ききらないうちに再び満潮に向かい、もう一度、今度は1日の17.50、10cmへ向けて下がっていくまで、ずっと水に浸かりっぱなし、ということになる。
その間、24時間まではいかないが、12時間以上、おそらく16-7時間になるだろう。

アックア・アルタが冬の風物詩のヴェネツィアとはいえ、このアックア・アルタは、何時間か経てば必ず引く、のが特徴。だが、12時間以上も浸かりっぱなし、しかもまた上がっていく、というのはかなり怖い状況。
実際、私の住んでいるエリアもぎりぎり、おそらく水が引かないままということになりそう。

不幸中の幸いで、私自身はたまたま今日はヴェネツィアの外におり、水が引く頃を見計らって帰宅する予定だが、1階に住んでいたり倉庫を持つ友人、お店などその水と格闘しながら仕事をしている友人、通勤などで水の中をどうしても移動せざるを得ない友人・・・と考えると心配が絶えない。

予報が、大きく外れることは残念ながらないのだが、少しでも、いい方に外れてくれるよう、祈るしかない。

31 ottobre 2012
[PR]
by fumieve | 2012-11-01 09:10 | アックア・アルタ(高潮)
<< ミケランジェロ「天地創造」、5... 満月の朝 >>