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ヴェネツィア ときどき イタリア

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1日2000個も! あつあつアランチーナのサヴィア@カターニア

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シチリア第2の都市カターニアのメイン・ストリート、エトナ通り(Via Etnea)。その、一番上のほうの角にある、パスティッチェリア(Pasticceria)、サヴィア(Savia)は、1897年創業という歴史あるお菓子屋兼バール。ときによっては、二重三重に人が取り囲んでいることもあるU字型のカウンターの中では、何人もの店員が猛烈な勢いで、次々注文をさばいている。そういえばカウンターの中とウエイターは全員男性で、番頭ならぬ、後ろのキャッシャーにどっかりと腰を据えているのはあまり愛想がいいとはいえない女性なのは、ともかくいかにもイタリアの伝統的なバールっぽくてなつかしい。

ガラスのショーケースに並んでいるのは、お菓子屋さんだからもちろん、広い方の面はお菓子。シチリアの伝統的なカンノーロやカッサータのほか、シュークリームやタルトなどの焼き菓子もあって、どれも巨大だがおいしそう。
日や時間によって構成も変わると思われるが、お客さんのタイプは大きく分けて2つ。1つめは、その場で、カウンターのもの1つ2つ受け取って、その場ですぐ食べる人。もう1つは、複数注文をして、持ち帰り用に包んでもらっている人。




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が、ヴェネツィアあたりのお菓子屋さんと違う、注目すべきなのは、ここ。シチリアの偉大な軽(?)食、アランチーナ(arancina)といういわゆるライス・コロッケ数種と、同じように具を中に包み込んだおかずパン、ほかにテイクアウト用のラザニアなどがずらり。

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ところで、なんとなく気になってたった今調べたところ、wikiによると、同じようなライスコロッケでも、このカターニアのあるシチリア西部東部では、このとんがり型が基本で、アランチーノ(arancino)と男性名詞、同じシチリアでも、パレルモを中心とする東部西部では、まんまる型が基本で、アランチーナ(arancina)と呼ぶらしい。
(ちなみに、このお店では複数形アランチーネ、と女性形で呼んでいたので、ここではその表記に合わせます。)

日曜日のお昼時ともなれば、お菓子のコーナーに負けず劣らず、こちらでも巨大なアランチーノ類をいくつも買って持ち帰る人で大混雑。あれよあれよと言う間に、あっと言う間になくなっていくかと思うと、中の店員さんがマイクで厨房に追加注文、それがまたあっという間に、次々とまた運ばれてくる。
大きなトレーで10個も20個も持ち帰った人々が、家族や友人たちとそのトレーを囲んで、大勢でがつがつ、わいわいと食べる姿が目に浮かぶよう。

それだけ、ものすごい勢いで売れているから、その場でかぶりつくと、まだまだアツアツのできたて。片手ではとても支えきれないほどの大きなアランチーナ、とても1人では食べきれられないかも?・・なーんて思っても、おいしいから案外ぺろりと行けてしまう。

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ラグー(ミート・ソース)、カターニア風(なす入り)、ほうれん草などあるが、私はラグーがお気に入り。おかずパンもおいしい。

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ちなみにこのアランチーナ、平日でだいたい1日1000個、土日は2000個ほど売れるというのだからすごい。

ジェラート(gelato、イタリア風アイスクリーム)やグラニータ(granita、イタリア風過かき氷というかシャーベット)もおいしくて、残念ながらなかなか、肝心のお菓子にたどり着けない。

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外観写真、すっかり忘れてしまったが、通りに面した側には、外にテーブル席(といっても歩道だが)あり。

Pasticceria Savia
Via Etnea, 302/304
Via Umberto, 2/4/6
95100 Catania
www.savia.it
月曜定休

18 novembre 2012
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by fumieve | 2012-11-19 08:38 | ほかのイタリア
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