ブログトップ

ヴェネツィア ときどき イタリア

fumiemve.exblog.jp

パレルモの、まあるいアランチー「ナ」

a0091348_5462840.jpg


はるか昔、高校に通っていたころ、その最寄りのJR駅に、ケンタッキー・フライドチキンと、サーティーワン・アイスクリームが一緒に入った店舗があった。中の座席が広いのが便利で、打ち上げなどにもよく使ったほか(なにしろ行事の多い、したがってなにかと「打ち上げ」と言う名の集いの機会も多い高校だった)、甘いものが食べたい派と、からいものが食べたい派との要求を同時に満たすことができるので、よく学校帰りに寄ったものだった。



a0091348_5473684.jpg


シチリアの、パスティッチェリア・バール(pasticceria bar)とは、ちょうどああいうものかな、と思ったのは、「アランチー『ナ』」を食べようと思ってパレルモのバールに入ったとき。土曜日のちょうどお昼どきで、中学生か高校生の学校帰りらしき男の子たち、女の子たちがたくさん、次々入ってきては、アランチーナだったりジェラートだったり、めいめい好きなものを買っては、外のテラス席に集まって、わいわいとおしゃべりをしながら食べていて、ああ、そういえば、とウン十年前のことをふと思い出したのだった。

a0091348_5541238.jpg


もっとも、当時の私たちと、目の前のシチリアの若者達との違いは、彼らはわーっとしゃべってわーっと食べて、じきに席を立って帰っていくこと。当時の私たちはと言えば、恋愛から部活から、つきない悩みのおしゃべりに明け暮れて、それはもう、腰に根が生えたように粘っていたもの。時代の違いなのか、国民性なのか・・・もっとも、おしゃべりの量とパワーで言ったら、とても彼らには叶わない、と思うのだが。

a0091348_5483958.jpg


そんなわけで、シチリアのもう1つの雄、パレルモの「アランチーナ」。たった1軒、1回しか食べるチャンスがなかったので、統計を取るにはデータが全く少なすぎるが、やっぱりここでは「アランチーナ」、そして、形もまるが基本だった。
中身は、というと、一番基本の「肉」がいわゆるミートソース、だが、グリンピースが入っているのと、ご飯の部分がオレンジ色のトマト・ライスでなくて、黄色いサフラン・ライス(?サフランの味はそうしなかったが)なのが、先日のカターニアのとは違っていた。

a0091348_5494029.jpg


カターニア同様、ここもおかずパンも充実しているのだが、そういえば、パレルモのおかずパンは、ごまがかかっていることが多い気がする。

a0091348_5503237.jpg


オーブン料理もおいしそう。
・・・って、なすとパスタを固めてオーブンで焼いたもの!・・・なんて言うんだっけ?何かの映画で出てきた気がするけど、何だったっけ・・・???

a0091348_5514365.jpg


学校帰りの子どもたちのみならず、近所の人々が、デザートやアランチーナをお持ち帰りで買いに来るのはここも一緒。

a0091348_553130.jpg


a0091348_5533272.jpg


カウンターの向こうできびきびと働くのは男性、そしてレジ台に座っているのが女性なのも一緒。
もちろん朝は、カフェを1杯、のおじさん達でやはり賑わっていた。

a0091348_5552180.jpg


ああ、やっぱりシチリアはやめられない!?

Bar Santoro
Piazza Indipendenza
Tel 091 422086

3 dicembre 2012
[PR]
by fumieve | 2012-12-04 05:57 | ほかのイタリア
<< カードの不正使用発覚 「トリスタンとイゾルテ」、ヴェ... >>