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ヴェネツィア ときどき イタリア

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ヴェネツィアの、ちょっといいこと

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ご存知の通り、イタリアでカフェ(コーヒー)といえば、エスプレッソ。そしてそのエスプレッソに、イタリア人は必ず、お砂糖を入れて飲む。

私もふだんは、イタリア人にならってカフェにはお砂糖を入れて飲むのだが、いつも気になっていたのが、その残りの行方。以前は、そんなイタリアのバールには、こういう砂糖入れや砂糖壷が置いてがつんと置いてあって、そこからみんなどっさり(好きなだけ)お砂糖を入れていたのだが、最近はめっきり、小袋入りのお砂糖を自動的にぽんとソーサーの上に置いて出されることが多くなった。
・・・もちろん、一袋では足りない人や、白砂糖でなくブラウンを好む人のために、それと別に、やはり小袋入りのお砂糖が横に山積みになっている。

濃いエスプレッソには、お砂糖を入れるのが普通になっている私でも、実は1袋全部は多すぎる。袋のうち、必ず半分くらい残すのだが、それはそのままゴミ箱行きになってしまう。お砂糖って昔は貴重品だったのでは?いや今だって、場所によっては貴重品なのでは?と思って毎回心苦しい。
一緒に飲む友人が、やはり半分くらいでいい、という人ならちょうど半分こできるけど、それどころか、いや自分は必ず2袋入れる、という人は隣にいても意味がないし、もちろん1人のときはどうしようもない。
カフェの卸しメーカーがそのロゴの入った小袋入りのお砂糖も一緒に卸しているから、その方がお店にとっては簡単なのだろうし、たとえば旅先で、お店のオリジナルのきれいな袋だったりすると、それはそれで嬉しい。だから、全面的に否定はできないのだが、ふだん日常的にカフェを飲む場合は、とくにそれは必要がない。

ヴェネツィアの駅(ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅)が、ずいぶん前から少しずつ改装工事中で、構内のバールも場所が変わって新装オープンした。私は駅に行くのはたいてい発車ぎりぎりなので、駅でカフェを飲むことはほとんどないのだが、先日、ふとカフェを飲んでみたら、新しいきれいなカウンターに、クラシックなお砂糖入れが堂々と並んでいた。バールなどで、小袋のお砂糖と(追加で)併用しているところはあるけど、ここは見事に、お砂糖といえばこれだけ。
これならば、それぞれが好きなだけお砂糖を使えて、細かい紙ゴミも出ないし、お砂糖そのものを捨てることもない。

そういえば、改装前もそうだったな、いや、前は併用だったかも・・・と思いつつ、新装開店であえて古いスタイルを保ってくれたのは、ちょっとうれしい。

11 gen 2012
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by fumieve | 2013-01-12 17:33 | 日常生活
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