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ヴェネツィア ときどき イタリア

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ロベルタ・ディ・カメリーノの隠れ家ショップ

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サンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ聖堂の近くだから決して、いわゆる観光地のすぐ近くではない。いわゆるふつうの住宅ゾーンの小さな路地にある、とはいえ元の貴族のお屋敷らしき門にある、ブザーの1つを押して中へ。
中庭を通って、その奥にあるレンガの平屋の建物がその目的地だった。



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「女性の日」イヴェントの中でも、えっとちょっと風変わりな「イヴェント」だったのがこちら、ロベルタ・ディ・カメリーノ。というのも、イヴェントのリストに名前と時間が紹介されていたものの、これはイヴェントでも何でもなく、ここがロベルタ・ディ・カメリーノの通常のいわゆるショップだった。

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入ったところには、新作のバッグ、定番のバッグが並ぶ。そしてその奥にあるのがこの展示スペース。

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大小のアンティークの木馬や、「そり」は、かつてデザイナー本人が集め、ミラノや、コルティナ・ダンペッツォのショップでディスプレイ用に使っていたらしい。それらの店を閉じたときに全部引き払ってこちらで眠っていたのを、数年前にこのスペースを整えて、再び日の目を見ることになった。

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教会の合唱席らしき椅子、よく見ると背もたれには「ダヴィデの星」と言われる6角の星を応用した幾何学模様が。これらはかつてシナゴーグにあったもの。

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ちなみにここは、元々、同ブランドの工房だったのだそう。 というのも、ロベルタ・ディ・カメリーノの創業者デザイナー、ジュリアーノ・コーエン・カメリーノはヴェネツィア生まれ。同ブランドもヴェネツィアで誕生した。

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ミラノのモンテナポレオーネ通り、ローマのコンドッティ通り、そしてヴェネツィアならメルチェリエ通りほか、イタリアで「ブティック」という、一流ブランドの直営店や、セレクト・ショップのディスプレイには、いつも感心させられる。本来は、商品を売るためのショーウインドウであるはずが、すでにそれが「アート」といっていいくらい凝っているから。
だが、表にはバッグ1つ見せず、看板もなく、ただでさえわかりづらいヴェネツィアで、一歩中に入るとまるで、デザイナーの個人宅に招かれたような親密な空間。ぶらりと気楽に訪れるわけにはいかないけれど、といって、絶対何か買わなきゃ出られない、というほどの変なプレッシャーもないのは、さまざまな木のアンティークの効果だろうか。(とはいえ、美術館ほど公共的でもなく、ちょっとすてきなギャラリーに入るくらいの敷居の高さといったらいいだろうか。)もっとも、こうして見るとやはりあれもこれもすてきで、ついつい欲しくなっちゃうけど。

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日曜日をのぞく毎日、もちろん誰にでも扉は開かれている。

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Roberta di Camerino
L'atelier di Palazzo Loredan Grifalconi
Cannaregio 6359
Tel. 041 2410440
www.robertadicamerino.com

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23 marzo 2013
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by fumieve | 2013-03-24 18:20 | 見る・観る
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