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ヴェネツィア ときどき イタリア

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スパゲッティ・アル・ポモドーロ

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お仕事にしても観光にしても、イタリアに何日か滞在される方のご案内をしていると、「ふつうのスパゲッティを食べたい」と言われることがしばしば、ある。それもトマトソースの。
確かに、いろいろな方の(かつての)旅行記などには、「イタリアではシンプルなスパケッティがとてもおいしかった」という記述があったりして、もちろんそれはきっと嘘ではないのだが。
が、これが結構難しくて、その第1はまず、もはやヴェネツィアはもちろん、フィレンツェやローマなど超一大観光地では、残念ながら「イタリアはどこで何を食べてもおいしい」というわけにいかないこと。
そして第2は、これはもう、私たち在住者のワナと言ってもいいと思うが、「イタリアで気の利いたおいしい店」をあえて選ぶと、そこには「ふつうのスパゲッティ」がメニューには存在しないから。それは、料理自慢であればあるほど、パスタは手打ちだったり、ソースだってひとひねり、ふたひねりしたものになってしまうため。
メニューになくても、頼めば作ってくれる場合がほとんどだけど、手打ちメニューがずらっと並んだお店でわざわざ乾麺のスパゲッティを頼めば、キッチンのテンションが下がるのもいたしかたないし、トマトソースはといえば、いろいろな料理の原材料として業務用の缶詰を使っているところがほとんど。よほど夏の間の新鮮なトマトがあるころならともかく、それ以上のものは望めない。(イタリアの季節外れのトマトは全く味がなく、お料理には缶詰を使うのが普通)

ま、なんていうか、イタリアでは「スパゲッティ・アル・ポモドーロ(spaghetti al pomodoro、シンプルなトマト・スパゲッティ)」は、ふだん家で食べる、ふつうのものだから。日本でも、料亭でも食堂でも、案外、「白いご飯に梅干し」は出てこないのと同じことだと思う。

で、冒頭の写真は、外食が続いたあと、家で妙に食べたくなって作った「スパゲッティ・アル・ポモドーロ」。具が多くてミートソースみたいに見えてるけど、これは自家製ソース(なにげに自慢)で薄味なのであえてたっぷりトマトをのせているため。乾燥バジリコも自家製(でもこれはなんだか、ひなびすぎていた・・・)。
これにパルミジャーノ・チーズをたっぷり、その場で削って食べたら、やっぱりおいしかった。(自画自賛)

4 aprile 2013
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by fumieve | 2013-04-05 17:16 | 飲む・食べる
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