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ヴェネツィア ときどき イタリア

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アーティチョーク祭り、その後

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ヴェネツィアのアーティチョークは、今が旬。

食用のアーティチョーク(イタリア語ではカルチョーフィ、carciofi)にはいくつか種類があるが、ヴェネツィアでアーティチョークといえば、なんといっても「サンテラズモ」。正式名称は「サンテラズモのヴィオレット(violetto di Sant’Erasmo)」という。

名前になっているサンテラズモ島(Sant’Erasmo)を中心に、ヴィニョーレ(Vignore)、マッツァルボ(Mazarbo)など、ヴェネツィアの北ラグーンの島々で、数世紀前から生産しているという、まさに地元特産品。



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やわらかく肉厚で、とげが少なく、細長い形、全体にきれいな紫色。
アーティチョークというと、冬の野菜と思われがちだが、ここのアーティチョークは4月初めごろから収穫が始まる。
とくに珍重されるのが「カストラウーレ(castraure)」といって、アーティチョークの茎のてっぺんにできる実で、わき芽を育てるために最初に切り取られてしまう部分。「カストラーレ(castrare、去勢する)」という単語から派生しているのだろう。
一方、そのわき芽からできた実が、ボトリ(botoli)、またはボトイ(botoi)。こちらはおそらく、イタリア語の「ボッチョリ(boccioli、つぼみ)」からきているのではと思われる。(以上、いずれも複数形)

カストラウーレ、ボトリ、いずれも、ローマ風アーティチョークなど、子どもの頭くらいありそうな大きなものと違って、「これが同じアーティチョーク?」というくらい、こぶりで、少し大きめのバラのつぼみくらいの大きさ。
1つの茎に、18-20くらいの「ボトリ」を育てるそうで、1本に1つしか取れないカストラウーレは、より繊細な味はもちろん、希少価値と、まさに「早生」ということもあって、お値段も少しお高めになる。

アーティチョークは、ミネラル分をたくさん含む上に、利尿、整腸効果があり(なにしろ繊維が見るからにいっぱい・・・)、体調を整える薬などにも使われるらしい。

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日曜日、サンテラズモ恒例のアーティチョーク祭りで、せっかくならお昼を食べようと意気込んで出かけたものの、食券を買うのに長蛇の列で小一時間、そこからお料理を受け取るのに、番号札制だったのでつい油断していたらここでさらに小一時間・・・と、食べる頃にはぐったり。
(それでも、カウンターの前で押し合いへしあいしながら待った、数年前の「モスト祭り」よりはマシだった、と思っていたが、今、そのときのブログを見返してみると、待ち時間が1時間とあって、今回のほうがより待たされたことになる・・・あああ)

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上のアーティチョークの唐揚げは絶品!
が、待たされたあげく、希望していたものがなくなっていたり、どれも煮詰まりすぎたのか味が濃すぎたり・・・とちょっと残念だった。

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というわけで、昨日は家でリベンジ。

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生アーティチョークのサラダに、アーティチョークのパスタ。使用したのは、先日、サンテラズモ島の直売で買ってきた「ボトリ」10個。
ちょっとアクの強い、しゃきしゃきの春の味覚を存分に味わった。

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おまけ・・・

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オカアサンたちの作業の様子を写真に撮っていたら、「魂抜かれるからやめて!」と言ってきたおじさん・・・(写真右端・・・)魂抜くほうが大変そう。

14 maggio 2013
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by fumieve | 2013-05-14 16:38 | ヴェネツィア
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