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ヴェネツィア ときどき イタリア

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第55回ビエンナーレ・6 町中のアイ・ウェイウェイ

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ヴェネツィアの町の中の小さな教会。空間をほとんど占めるようにして置かれた無骨な、大きな箱6つ。その箱の上や横に取り付けられた窓から、中をのぞく人々。




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世界中で今もっとも知られる中国人アーチスト、アイ・ウェイウェイ(Ai Weiwei)の作品”S.A.C.R.E.D” は、2011年に自身、中国当局に拘束されていた際の独房生活を、この箱の中に再現したもの。

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部屋内での尋問、食事、トイレにシャワー、そして就寝。24時間2人の警備員がつきっきりの生活は尋常ではないと考えさせられる。

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が、・・・うーん、これ案外、ミニミニ・ワンルーム・アパートのうちより広いかも?と思ったり、あ、でもバスルームはうちのほうが広いな、とか・・・

なにしろ「拘束」24時間のシーンなのだから、こう言っては顰蹙かもしれない。だが、あえて言うとこれ、ものすごく楽しい。

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意外というかびっくりしたのは、食事が案外豪華なこと!

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麻婆豆腐に青椒肉絲だろうか、おかずはさらに1品、そして肉まん(または花巻?)。これはどう考えても、私のふだんの食事より3倍豪華!!!主食がご飯ものでなく、ふかしものなのも北京らしくてリアル。
拘束生活とはいえ、やはりある意味VIP待遇なのだろうか、まさか「囚人」たちがみな、こんな食事をしているとはとても考えられない。

等身大だったり、ただ目の前にさらすだけでは、単に生々しいだけ。それをミニチュアにして、かつ、こうして覗き穴からのぞかせるスタイルにしたことにより、断然親しみやすい(でも、もちろん考えさせられる)アートとなった。

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Ai Weiweiの作品は、昨日紹介したドイツ館でも展示されているほか、町中にもう1つ。
Straightは、2008年Sichuanの地震で崩壊した学校の鉄筋を、地元の職人たちが1本1本まっすぐにたたいてのばして、それを波状に積み上げたもので、すでにワシントンのHirshhorn Museumで発表しているものの拡大版だそう。

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本人は案の定というべきか、出国がままならず、オープニング・セレモニーには彼の母親だけが参加したという。

Ai Weiwei - Disposition
Zuecca Project Space, Compesso delle Zitelle, Giudecca 32
Chiesa di Sant’Antonin, Castello

12 giugno 2013
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by fumieve | 2013-06-12 16:44 | ビエンナーレ2013
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