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ヴェネツィア ときどき イタリア

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「タピエス 美術家の視点」、フォルトゥニー美術館

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(館内撮影禁止のため、上記、および下の写真は、http://www.blouinartinfo.com/ から拝借した)

今まで、ビエンナーレなどで時々目にして気になっていながら、それ以上、近づく機会のないままになっていたアントニ・タピエス(Antoni Tàpies)。昨年亡くなった、バルセロナの美術家の回顧展が、ヴェネツィア、フォルトゥニー美術館で行なわれている。

ミックスメディアと呼ばれる、すなわち、いろいろな材料、手法を使った、絵画とも彫刻ともつかぬ大型の作品の印象が強かったタピエス。同じスペイン出身、時代も少しかぶるとはいえ、ヴェネツィアの歴史的生地の復刻やプリーツのドレスで商業的に成功した、ノスタルジックで異国情緒もたっぷりなこのフォルトゥニーの館で、あの作品たちがどう生かされるのか、興味津々で出かけた。



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同時代の画家や彫刻家、古代から遠くオリエントやアフリカ、そして美術のみならず文学や哲学、科学と常に多方面に関心を持ち、影響を受け続けたというタピエスの、本人の作品とともに、クレーの小品や仏像、そして彼へのオマージュが、もともとのフォルトゥニーのコレクションである着物や舞台模型の合間をぬって並ぶ。

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作品選出から展示まで、タピエスの遺族の全面的協力のもと実現したという展覧会は、フォルトゥニーという、これも個性の強いアーチストの館に場を借りつつ、同じくコレクターでもあったタピエスが自宅に置いていたというピカソや、白髪一雄、ポラックらの作品に囲まれ、あくまでも「自宅風」、だが、豪華で見事な競演を果たした。いつものフォルトゥニー美術館らしい、そして、ここならではの唯一無二の空間。

フォルトゥニー美術館一般については、
http://earth-relay.blog.ocn.ne.jp/home/2010/12/post_5411.html

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(写真、後半2枚はhttp://www.insideart.eu/ から拝借)

TAPIES. Lo sguardo dell’artista
1 giu - 24 nov 2013
Palazzo Fortuny, Venezia
http://fortuny.visitmuve.it/

1 luglio 2013
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by fumieve | 2013-07-01 18:55 | 見る・観る
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