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ヴェネツィア ときどき イタリア

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真夏のカターニアにて

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盛装の人々と、たくさんの野次馬が待ち受ける中に停まった真っ赤なフェッラーリから降りてきたのは、純白なドレスに身を包んだ花嫁とその父(推察)。




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午後5時過ぎ。教会の前の通りはちょうど日陰になっていたとはいえ、30℃を越える暑い夏の夕方、男性は黒服でこそないもののほとんどがスーツ、女性も華やかな、それもロングのドレスの人が結構多いのに驚いた。お式がその時間だと、そのあとの披露宴は当然、夕食になるからというのもあるだろうが、少なくともヴェネツィアでは、結婚式の参列者でも派手なロングドレスを見かけることはあまりない。

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その中でとくに目を引いたのが、新郎の母(推察)。ロイヤルブルーの、シルクタフタだろうか、張りのある生地のスーツ、薄めのブラウンの髪を女優のように巻いたアップ。10cm以上はあるピンヒールですくっと立つ姿はそれはもうお見事。
友人でも親戚でもなく、偶然通りがかっただけなのだが、まるで映画を見ているかのシーンについつい引き込まれた。

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一方、青りんごを使ったアレンジと、それに合わせたと思われるブライズメイド(というのか?花嫁の後ろから付き添って歩く女の子たち)は白にグリーンを合わせたさわやかなドレスと、夏らしくモダンな演出、これはこれですてきだった。

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その夜。
カターニアの日本食レストランで、これまた映画のような場面に出会った。
広々とした店内、中央がロの字型の大きなカウンターになっており、おしゃれをした若いカップルがデートに続々とやってくるようなお店。といってカッコばかりでなく、新鮮なネタを使ったお寿司やお刺身のほか、居酒屋風のおつまみメニューも充実していて、日本人からしても満足度が高い。
店内の一番奥。10人ほどのテーブルは、見ると、かなりご年配の・・・70代?・・・いや、もしかすると、ひょっとすると80歳くらいかも・・・???という感じの、おそらくみなほぼ同年代のグループ。目をひいたのはまず、いくら最近はイタリアでもスシ・ブームとはいえ、基本的には保守的なイタリア人の、その年代の方々が、自分の娘・息子や孫達に連れられお寿司を食べにくるのならともかく、同年代のグループで、というのがまず珍しい。加えて、ほぼ全員女性。いや、正確に言うと、女性9名と男性1名。イタリアではたいてい、何かの食事会というと男女ペア参加がふつう。男性だけ、女性だけ、あるいは職場の同僚同士やクラス会などで男女の人数がやや違うことはあっても、この人数に男1人はほんとに稀。・・・クラス会?・・・男子が残念ながら減ってしまった???
・・・よーくよく見ると(失礼)、男性はほかのみなさんより少し、いや、どうやらかなり若い気もする。日本なら、カルチャースクールの先生と生徒さん達、という感じかも。だとしても、イタリアではスクールも一般の学校と一緒で、9月から6月がふつうで、6月に打ち上げの食事会をやっているならわかるが、この真夏にわざわざ???
そしてさらにさらに、ともかくその女性のみなさんのオシャレなこと。
きれいな色のスーツだったり、上品なレースのトップスだったり、ネックレスとイヤリングは大粒パール(本真珠でないにしても)など、シンプルながらゴージャスなアクセサリーをじゃらじゃら。頭はこれまたみなさん、美容室から出てきたばかりのような、ふわっと、だが明らかにきちんとセットしたスタイル。
出ていかれるときに見たら、もちろん靴だって、真っ赤のエナメルのヒールつきサンダルや、銀色のミュールだった。

こうして書くと、なんだそんな年代の女性がそんな派手な格好を、と、日本ではゲテモノ扱いされてしまうかもしれない。だが、それが全く正反対で、決して下手物でも下品でもなく、むしろいかにもすてきなマダムたち。
あとでこっそり伺ったら、どうやらお店のオーナーの関係者の方と、そのお友達のみなさんだったらしい。カターニアの元気なマダム界。つくづく、あやかりたい・・・。

1 ago 2013
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by fumieve | 2013-08-01 18:39 | 旅先にて
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