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ヴェネツィア ときどき イタリア

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第55回ビエンナーレ・14〜イタリア館とパフォーマンス・アート

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アルセナーレ会場のどんづまり。ごちゃごちゃ過ぎて疲れる、1つ1つの作品がきちんと紹介されていないようでわかりづらい・・・という前回の反省を生かしたのか、今年は、開催国ならではの広いスペースをゆったりと使い、企画展「エンサイクロペディア・パレス」にも共通する、ちょっと控えめな、ややレトロ感のある 落ち着いた展示になっていた。




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テーマはvice versa(逆に。イタリア語ではヴィーチェヴェルサと読む)。内外7つの空間、それぞれに2人の作家をあて、あるときには調和を、またあるときにはいい意味での対立が緊張感を与えている。

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が、ここでも、カギとなっていたのはパフォーマンス。

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こちらの2人は、ふつうに展示を見学するヴィジターだが・・・

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こちらは実は、パフォーマンス中のパフォーマーたち。美術学校のスケッチ教室にまぎれこんだかのような、そんな空間、しばらくしたら、パフォーマンス時間が終わって、彼らが一斉に場を離れた。「おつかれさま」でもなく、静かにとりあえずどこかまで立ち去るでもなく、いきなり大声で「もうー疲れたー」、「タバコタバコ」、などと騒ぎ始めたのは、やっぱりさすがイタリア人・・・。あのね、一応、(きみたちはアルバイトか、もしくは研修とかで雇われてるのかもしれないけど)アートなんだからね・・・。

だがそれ以上に今回、開幕時にニュースを賑わせたのが、こちら。

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1人の女性が、制服風の姿の上にマントまで羽織っているのだが、それをゆーっくり、一枚一枚脱いで、きちんとたたんでいく、というもの。なにやら会場の一角で、妙に人がたかっているわりにシーンとしているところがあって、何かと思ったらこれだった。

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1枚1枚、ほんとに最後の1枚まで脱いでしまうのだが、観客(ヴィジターというより、この場合このほうが適切)の凝視パワーといったら・・・。ところが、最後まで脱いで、今度は1枚1枚、またゆっくりと着ていくのだが、着始めたとたん、クモの子を散らすように観客がいなくなった・・・。あのね、これもアートなんだからね・・・(笑)。

ほのぼのとかわいかったのは、樹の上の床屋さん。

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このあたりのパフォーマンス・アートは、オープニング期間だけでなく、果たして会期中ずっとやっているのかどうかが、ネック。 美術学校のは、たしか毎週末の夕方だったか、時間が小さく書いてあったと思うが、来てから、その時間にやっていないことがわかってもどうしようもないし、ほとんどのパフォーマンス・アートは、このイタリア館に限らず、時間や期間がどこにも明記されていない。
せっかく、遠くからわざわざビエンナーレを見に来て、ないものばかりでは残念、そこのとこ、もう少し工夫する必要があると思う。

ITALIA
vice versa
Francesco Arena, Massimo Bartolini, Gianfranco Baruchello, Elisabetta Benassi, Flavio Favelli, Luigi Ghirri, Piero Golia, Francesca Grilli, Marcello Maloberti, Fabio Mauri, Giulio Paolini, Marco Tirelli, Luca Vitone, Sislej Xhafa
Curatore: Bartolomeo Pietromarchi


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23 agosto 2013
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by fumieve | 2013-08-24 01:03 | ビエンナーレ2013
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