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ヴェネツィア ときどき イタリア

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第70回ヴェネツィア映画祭開幕〜"70 Future Reloaded"

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昨日8月28日、恒例のヴェネツィア映画祭が開幕した。
私が見に来るようになってから、2回に1回どころかおそらく3回に2回、いや、ひょっとしたら4回に3回とか5回に4回ぐらい来てしているような、ジョージ・クルーニー主演のGravity(A. Cuarón監督)がオープニング映画で開幕式にも登場しているとあってレッドカーペット前は、彼を待ち受けるたくさんのファンでいっぱいだった。




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ジョージにはまったく興味がないが、一応様子を見に行ったのは、今年はコンペ部門の審査員に、坂本龍一氏が入っているため。審査委員長は「ラストエンペラー」のベルトルッチ監督。坂本龍一氏は、その「ラストエンペラー」や「戦場のメリークリスマス」(大島渚監督)でイタリアでもとてもよく知られており、人気も高い。
レッド・カーペットに登場し、歓声で迎えられた様子を横に映し出されたすクリーンで確認した。(レッド・カーペットにはとても近づけなかった)

Gravityは観てないので知らないが、なかなか面白かったのは、70回記念で企画された”70 Future Reloaded” 。ヴェネツィア映画祭ゆかりの、世界中の監督70人に、60-90秒の超短編映画を作ってもらい、それを全部つなげたもの。いずれもこのために新たに製作したものだが、手法はもちろん、テーマも一切自由。なので、70周年を祝うものもあれば、往年の名監督へのオマージュあり、Future Reloadedというテーマを意識したものもあれば、全く関係ないものもあり・・・実際にいつ彼らに依頼したのかはわからないが、(しかしイタリアのことなので1年も前とは思えない)現役の、ただでさえ忙しい監督らに、いくらショートショートとはいえ、このための映像を制作していただいたのだからすごい。ああ、といかにもその監督らしいものもあれば、意外なものもあり、正直、やつけ仕事みたいなものもあれば、うわー、わざわざここまで・・・というものもあり。
(70名のリストはこちら http://www.labiennale.org/it/cinema/storia/registi/index.html)
ちなみに、日本からは、塚本晋也監督と、今年もオリゾンティ部門で参加の園子温監督が参加している。

そんな60秒の傑作もあるが、何よりもこれ、こうして70作品そろえて1本にしたところがすごい、と思う。まさに宝石をつなげた首飾りのようで、世界で最も古い歴史を誇るヴェネツィア映画祭の、貴重な貴重な記念碑であり、記録になるだろう。
この作品は、期間中に数回上映になるほか、映画祭期間終了後は、公式サイトで、1つ1つ別々に、すべて無料で観られるようにするらしい。私としては、70作連なっているところがまたいい、と思うのだが、まあ、興味のある監督の作品を1つ1つクリックしながら観るのも結構いいかも。ぜひお楽しみに!

追加情報
70監督のそれぞれの作品は、こちらで観られます。
http://www.labiennale.org/it/cinema/storia/registi/index.html

29 agosto 2013
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by fumieve | 2013-08-29 13:37 | 映画
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