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何度行っても見飽きないトリノ・エジプト博物館

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久しぶりに、トリノのエジプト博物館を訪れた。
エジプトの首都カイロに次ぐコレクションを誇る同館は、何度行っても見飽きることがない。前回、見切れなかった部分を見に行こうと思って訪ねたら、なんと2013-15年の3年計画で大規模改装工事中。が、幸いなことに、膨大なコレクションのうちの一部を、ちょうど2時間ぐらいでざっと回れるくらいのコースに仕立て上げて開館していた。




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寺院や墓地など、発掘現場そのままを再現した展示は見られなくなっていたものの、入って最初の部屋は、時代ごとにガラス・ケースを順番に配置。簡潔にわかりやすく、だが、まずエジプトの文明の豊かさを感じるための導入には十分な展示になっていた。

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工芸好きとしては、ミイラや豪華な棺よりも、ついつい小物に目が・・・

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一部は吹き抜けというかガラスの天井になっており、空が見える。

そして、ガラス張りの室内は、まるでSFの世界。

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ああ、せめて歴史くらいはちゃんと把握して、もう少し理解してから観ると、もっともっと面白いと思うのだが・・・お恥ずかしながらエジプトの歴史と文化については完全無勉強で、ただただ見て、その存在に驚くばかり。

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こんなヨーロッパ中世っぽい建材も気になるのだが・・・

このフロアで、最大のお気に入りは、これ。

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木製の棺のふた、表面のヒエログリフ(エジプト象形文字)は、「ガラスの練り粉」とある。「ガラスの練り粉」といえば、通常は七宝のような技法に使われるもので、七宝の場合、簡単に言うと、模様に合わせて色ガラスの粉を埋めたあと、火にかけてガラスを融解、定着させる。ところがこれ、木に埋めているということは、ガラスが溶ける温度まで火に耐えられると思えないし・・・ほかでわざわざ作って、埋め直したのだろうか・・・???

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文字が装飾であり、装飾が文字であるヒエログリフならでは、だろう。
それにしても、細かい!・・・美しい!!!

順路途中には、ミイラと棺を一時的に保管する倉庫も。

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2階は「カーの墓」。

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でもやっぱり、まわりの小物が気になる・・・。

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石像のコーナーは、前回見たときと同じだった。

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ちょうど今週あたりから、そろそろ学校が始まるから、小学生のグループも多かった。が、まだ夏休みなのだろう、父子できたらしき姿をたくさん見かけ、とても嬉しく思った。

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エジプト美術、一度ちゃんと勉強したいな〜。

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Museo Egizio, Torino
http://www.museoegizio.it/

12 settembre 2013
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by fumieve | 2013-09-13 05:47 | 見る・観る
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