ブログトップ

ヴェネツィア ときどき イタリア

fumiemve.exblog.jp

ヴェネツィアで大型船反対運動

a0091348_8402296.jpg


9月21日(土)、大型クルーズ船が全部で12艘到着する予定になっていた。

一艘で数千人の観光客を運ぶ客船は、もちろん観光が第一の産業であるヴェネツィアにとってありがたい存在と見る向きもある一方、水流の急激な変化や振動、空気汚染など環境に与える影響はもちろん、人口の少ない狭い島に、あまりに集中して人が押し寄せることで生活の不便を強いられることも多く、市民の間で反対活動もさかんに行なわれてきた。

1日に5,6艘、集中するだけでも、すでにヴェネツィアはパンク状態なのに、それが12艘も入港したらどんなことになるのか・・・。

この機会を利用して、反対派市民団体「No grandi navi(ノー・グランディ・ナーヴィ、大型船反対)」がデモを行なうことは既に予告されていた(と思う)。



a0091348_8511652.jpg


午後4時過ぎ。私が様子を見に行ったときには、まさに「勝利宣言」を行なうところだった。

a0091348_8515385.jpg


a0091348_8531858.jpg


a0091348_853670.jpg


a0091348_856328.jpg


サンマルコ湾から大型船停泊所に向かうために通過するジュデッカ運河を、反対派たちの自家用モーターボートで「占拠」、さらにその活動家たち数十人が水に飛び込み、「人間の盾」を作ったのだという。

a0091348_857136.jpg


a0091348_858619.jpg


a0091348_859624.jpg


a0091348_859372.jpg


a0091348_91316.jpg


a0091348_92080.jpg


a0091348_914558.jpg


a0091348_942621.jpg


a0091348_972483.jpg


a0091348_95988.jpg


a0091348_97069.jpg


a0091348_992359.jpg


a0091348_911129.jpg


a0091348_994582.jpg


a0091348_9112485.jpg


その場では、私は肝心の船を見なかったので、何が起きたのかわからなかったのだが、帰宅してニュースを見ると、どうやら、既に停泊していた船が出港するところをブロックして、結局出発が2時間以上遅れた、ということらしい。(それでは逆のような???)
そして、見える範囲では少なくとも2艘、船着き場に停泊していたが、これから来るはずだった船がどうなったのかはよくわからない。
(翌9月22日追加)結局のところ、「入港できなかった」船がいたというニュースはないので、どうやら入るべき船はやはり、すべて入港・停泊したと思われる。
だとしたら、「船を止めた」と言っても、実際は出て行く船の時間を遅らせただけ。嫌がらせと、もちろんアピールにはなったけれど・・・。


いずれにしても、今日、ヴェネツィアに発着するはずだったクルーズ船のお客さんはもちろん、港湾関係、旅行代理店各社がさぞ大混乱を極めたであろうと想像する。

暴力的な行為があったわけではなさそうだし、幸い、死傷事故などに発達したわけではないが、かなり乱暴なデモンストレーションだったのは間違いない。それでも、そうしなければならないほど、ほんとうにヴェネツィアの町はもう、限界に来ていた。

そのあと、環境相オルランドは「10月の閣議(?)で、最終的な構造の解決を待つ間、大型船の発着はマルゲーラ(すぐ近郊の工業港)へ移し、ヴェネツィアへの大型船入船の完全禁止する方向で提案したい」とコメントを発表した。

大きく利害が対立するこの問題、果たしてほんとうにそんな解決ができるのか、大いに期待しつつ、行方を見守りたい。

a0091348_9115511.jpg


a0091348_912409.jpg


a0091348_9131288.jpg


21 settembre 2013
[PR]
by fumieve | 2013-09-22 09:32 | ヴェネツィア
<< フィレンツェではやっぱり肉。デ... 今宵は十六夜 >>