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ヴェネツィア ときどき イタリア

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トウキョウ・ギャラリーめぐり

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銀座の、資生堂ビルの地下1階。
おやっ?・・・これはあの???
そう、あのピカソも何度もモチーフにした、スペインの画家ベラスケスの「ラス・メニーナス」・・・いや、でもよく見ると・・・!?



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ゴッホやモナリザなど、これまで多くの名画に「変身」してきた森村泰昌さんが、今度はこの、これまたあまりにも有名な、ミステリアスな作品に挑戦。・・・いや、今回は「真っ正面」から挑むだけにとどまらず、横から後ろから、文字通りこの作品を斬ってみせる。絵の中に描かれた、画家。中央に立つマルゲリータ王女と、奥に見える国王夫妻。そして待女たち。彼らがこの場面を傍観者として見たらどうなるのか。

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えっ!?

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ああ・・・

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うわっ!!!

ギャラリーの空間を生かした3次元な展示、森村さんの「ラス・メニーナス」、やっぱり面白い。

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Las Meninas Renacen de Noche
森村泰昌展 ベラスケス頌
Shiseido Gallery
2013年9月28日〜12月25日
http://group.shiseido.co.jp/gallery


こちらは、表参道のルイ・ヴィトン・ビル7階。正直、入ったのは初めて。
あの、1階からちょっとドキドキと入ったときの高級感とはまた、まったく違う環境に思わず声を上げる。
NYを中心に活動、ヴェネツィア・ビエンナーレでは8年前に宇宙船のようなインスタレーションでビジターを驚かせた森万里子さんの”Infinite Renew”。

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ヴェネツィアのフェニーチェ劇場「蝶々夫人」のセットに使われたメビウスの輪の模型と、その発展形たち。

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そして全体を占める3つの渦巻きの柱は、会場のビジターたちの動きにセンサーが反応して色が変わる。

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昼間は、外光が入りすぎるためロールスクリーンが降りているが、夕方、暗くなってからがさらに美しいと聞いて再訪。なるほど、柱の光がいくつもガラスに反射して、より幻想的な雰囲気を作り出していた。

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Infinite Renew by Mariko Mori
Espace Louis Vuitton Tokyo
2013年9月28日〜2014年1月5日
http://espacelouisvuittontokyo.com

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もう1つは、その先のファッション・ビルGYRE、3階で開催中の、”Kohei Nawa Sandwich”展。彫刻家の名和晃平さんが、京都の元・サンドイッチ工場を利用したクリエイティヴ・プラットフォーム「SANDOWICH」における活動を紹介する、ということで、作品制作の過程を収めた映像のほか、実際に作品を制作中のアトリエを一部再現している。
残念ながら中は撮影禁止のため、入口のみなので、こちらなどご参照ください。
http://www.pen-online.jp/news/art/kohei-nawa-sandwich-gyre/

イタリアでも、今や現代美術を大きく後押ししているのはなんといってもファッション業界だが、こうして日本でも、ファッション・ストリートにごく自然に、現代アートが入り込んで、気軽に楽しめる環境になっているのを嬉しく思った。
・・・もっとも、どこを見ても、日本はオシャレで洗練されていて、イタリアよりもずっと現代アートにも近いともいえるのだけど。


Kohei Nawa Sandwich
Creative Platform Contemporary Art
2013年12月8日〜2014年2月16日

22 dic 2013
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by fumieve | 2013-12-22 12:43 | 日本事情
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