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ヴェネツィア ときどき イタリア

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戸栗美術館 青磁名品展 ー翠・碧・青ー

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それにしても、鍋島のデザイン力というのは、いったい何なんだろう?
・・・そんなこと、今さら言うまでもないのはわかっていながら、でもやっぱり言わずにはおれない。
第1展示室、入ったところの「青磁染付 団花文 皿」でいきなり、う〜〜〜む、と、ほんとに思わずうなり声をあげてしまった。
見るたびにその斬新さに驚き、なのに何度見てもまったく飽きない。
(が、どこをどう探してもこの画像が見つからず、残念・・・)



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大陸(中国)では紀元前一千年以上も前に「発見・発明」されていた、灰釉に鉄分を含むため焼きあがりが青みがかった色になるやきもの。「青磁」と呼ばれ珍重され、朝鮮半島を経て日本で大いに発展を遂げるのは江戸時代に入ってから。
もともと、その色味の美しさを生かして、したがってまずは無地で、そして獅子の形の香炉や、象嵌、あるいは陽刻にその釉をかけることで微妙な色の濃淡を愛でていた。

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あっと驚く改革といえるのが、日本で発達した染付や色絵との組み合わせによるものだろう。本来ならば全体をカバーする釉が、意匠を生かすための、まるで絵の具の1つのように使われるようになった。

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染付や赤絵が特徴の伊万里や鍋島では、これまでとくべつに「青磁」を意識して見たことがなかったが、そういえばこれも「青磁」なのだった。

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これもまた、最終日に飛び込んだので残念ながら会期はすでに終了。
公式サイトが、解説・映像とも簡潔でたいへんわかりやすいのでおススメ。
(館内撮影禁止のため、画像はすべて、公式サイトなどから拝借)

館蔵 青磁名品展ー翠・碧・青ー
戸栗美術館
2013年10月5日〜12月23日
http://www.toguri-museum.or.jp/tenrankai/index.php

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24 dic 2013
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by fumieve | 2013-12-24 12:26 | 日本事情
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