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モザイクの旅・番外編〜ブリンディジ大聖堂

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ローマ時代の街道の1つ、アッピア街道の終点にあたるブリンディジ(Brindisi)。
駅の前から、まっすぐのびる坂道をぐっと下り、旧市街に入っていったところにドォーモ(Duomo、大聖堂)がある。

建物は1743年の地震のあと建て直されているが、最初の建造は11世紀。
3廊式で翼廊のない、つまり長方形のバジリカ型の平面プランは、バーリの聖ニコラ大聖堂などと共通している。
そして、後陣とその周囲の床に、1178年に作られたモザイクがわずかながら残っている。



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1年以上前のある夏の日。そのモザイクを見ようと張り切って出かけたら、ちょうど結婚式の真っ最中だった。終わるのを待って、ようやく入った堂内は白いお花で飾られていて、ちょっと得した気分。

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面積にしたら、何分の一にもならないけれど、茶系ベースの配色といい、一筆描きのような平面的でヘタウマな絵や草花模様といい、同じプーリア州のオートランドの大聖堂の床モザイクとよく似ている。それもそのはず、オートラントのモザイクは1163-65年だから、ほぼ同時期といえる。
空想上の動物がたくさん登場するところも一緒。ただ、仕切りにあたる蔓をまたいだり、それに絡んでみたり、知恵の輪みたいにさえなっちゃってるのは、オートラントでは見なかったような・・・。

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本堂から数段高くなっている、後陣の床はそれでもまだ、直接見ることができるのだが(通常は立ち入り禁止だけど)、その左横の床は、残念ながら透明ガラスでカバーされてしまっていて、写真があまりきれいに撮れないのは残念だが、保護上は仕方がないのだろう。

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上では(少なくとも見えている範囲では)見られない、人の姿も描かれていて、気になる。

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Cattedrale di Brindisi

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30 dicembre 2013
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by fumieve | 2013-12-31 00:36 | モザイクの旅
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